2019年11月、Armの技術「TrustZone」をベースにしたQualcommのセキュリティ機構「QSEE」に脆弱性が見つかった。その悪用は、どのような脅威をもたらすのか。
セキュリティベンダーCheck Point Software Technologies(以下、Check Point)の研究者が、Armのセキュリティ技術「TrustZone」をベースにしたQualcommのセキュリティ機構「Secure Execution Environment」(QSEE)に、脆弱(ぜいじゃく)性を発見した。セキュリティベンダーBitdefenderでグローバルサイバーセキュリティ研究者を務めるリビュー・アルセーヌ氏は、Check Pointが公表した調査結果の重要性を指摘する。「この脆弱性は非常に複雑だが、悪用した攻撃が成功した場合の見返りは大きい。攻撃者がデバイスの重要な資産やデータにアクセスし放題になる可能性があるからだ」(アルセーヌ氏)
ハードウェアとそこで稼働するOSの間で機能するソフトウェアに脆弱性が見つかった場合、その脆弱性が悪用されると、セキュリティとプライバシーに深刻な影響が及ぶとアルセーヌ氏は説明する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
自社のWebサービスやアプリの安全性をチェックする脆弱性診断は、これまでIT部門で担当することが多かったが、開発部門や事業部門でも実施したいというニーズが高まっている。求められているのは、より手軽な脆弱性診断ツールだ。
クラウドの活用や拠点の分散が進む中で、従来型SD-WANの脆弱性がランサムウェア攻撃を増大させる一因になっている。今こそゼロトラスト型アーキテクチャのアプローチが求められているといえるだろう。本資料では、その方法を解説する。
企業のITシステムがクラウドに移行するに伴い、サイバー脅威のリスク増大やネットワークパフォーマンスの低下が問題視されている。そこで本資料では、世界の50以上の地域にデータセンターを擁するNetskope SASEソリューションを紹介する。
ネットワークの機器やソフトウェアなどの脆弱性を突く手法であるゼロデイ攻撃は、修正プログラムがリリースされるまでの期間に攻撃を行うため、抜本的な対策が難しいといわれている。本動画では、その理由と有効な対策を紹介する。
事業者が運用してきたドメインを手放した直後に、第三者がそれを取得し、偽サイトなどを公開して悪用する「ドロップキャッチ」という攻撃の手口がある。このような不正を未然に防ぐための対策を、2分弱の動画で解説する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。