クラウドサービスの利用が活発化するとともに、クラウドサービスにまつわるさまざまな課題が顕在化してきている。その対策として新たに登場したのが「SASE」だ。SASEはどのような機能を備え、なぜ登場したのか。
クラウドサービスの普及に伴って生じた新しいセキュリティやネットワークの課題に対処する製品分野として、調査会社Gartnerは「SASE」(セキュアアクセスサービスエッジ)を提唱する。同社の定義では、SASEは「クラウドサービスを安全かつ安定的に運用するための、セキュリティとネットワーク機能を統一した製品」だ。
SASEは具体的にどのような機能で構成されるのか。セキュリティおよびネットワークのどのような課題解消に役立つのか。前編「『SECaaS』はなぜ必要か? 従来型セキュリティ製品の“3大限界”を打破」に続く本稿は、こうしたSASEの基礎を整理する。
クラウドサービス特有のセキュリティやネットワークの問題を解決する機能を網羅的に提供するのがSASEだ。以下にSASEを構成するセキュリティ機能やネットワーク機能の例を挙げる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。