業務、規制、IT環境が急激に変化する状況では、IDとアクセス権の管理はますます難しくなる。多国籍企業の場合、業務が分散するという性質からこれらの課題がさらに複雑化する。
多国籍企業にとっては、IAM(IDおよびアクセス管理)が特に課題となる。多国籍企業は事業を営む全ての国や地域で従業員、パートナー、顧客、消費者、機器を管理しながら、その国や地域のデータセキュリティやプライバシーの規制も順守しなければならない。
グローバルなIAM機能も課題となる。クラウドアプリケーションとデータ、フェデレーションアプリケーション、レガシーアプリケーションへのアクセスを可能にして制御するため、世界中のIDと権限を一貫して管理する必要があるためだ。
IAMに関する広範な課題がある中、多国籍企業が直面する特有の課題も幾つかある。その多くは、事業を営む各地域で異なるIAMを運用することに関連している。そうした特有の課題には次のようなものがある。
IAMは、規制に対する非常に一般的な要素だ。各種規制では、IDの管理、オンボーディング、顧客の識別、認証、アクセス制御、アクセスガバナンスの要件が定められることが多い。
多国籍企業はこうした規制に対処するため、ある地域では厳密であっても他の地域では寛大であるといった柔軟性がありながらも強力なIAMが必要になる。
近年のas-a-service型のトレンドに沿って、IDaaS(IDentity as a Service)ソリューションが登場している。IDaaSソリューションは、多国籍企業がグローバルなIAMを運用する際の課題に役立つ重要なメリットを幾つか提供する。
IDaaSが最初に市場に登場して以来、徐々に成熟度を高めてID管理、権限管理、IAMの重要な構成要素である認証と承認などを含むようになり、企業がセキュリティやコンプライアンスのリスクを軽減するために必要とする細かい機能が追加されている。
以下を可能にするIDaaSの能力により、IDaaS市場はここ数年で大きく成長している。
続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
ください(PDFをダウンロードします)。
「Webサイトのデジタルマーケティング実力評価診断」 エクスペリエンスとNexalがサービス開発
エクスペリエンスとNexalがそれぞれに長年手掛けてきたコンサルティングの知見を生かし、...
「幸福感を広めてほしい」 コロナ禍で政府への信頼が低下する一方、ブランドへの期待感が高まる
McCann Worldgroupが「文化と新型コロナウイルスについての真実 第9回調査」の結果を発...
今ツイートした人に広告配信 電通デジタルと電通が「リアルタイムキーワードターゲティング」を提供開始
広告主が配信対象とするツイートのターゲティング期間を短縮してタイムラグを解消。今ま...