いまさら聞けない「MDR」の基礎 サービスの中身は? 利用するメリットは?「MDR」を理解する【前編】

「MDR」の利用を検討している企業は、自社のニーズに合うサービスを探すためにMDRとは何かをよく理解する必要がある。MDRが果たす役割を整理しよう。

2021年07月16日 05時00分 公開
[Diana KelleyTechTarget]

 さまざまなセキュリティベンダーが、企業内でマルウェアを検出・対処するマネージドサービス「MDR」(Managed Detection and Response)を取り扱うようになった。MDRは大きく分けて「MEDR」「MNDR」「MXDR」の3タイプがある。

 MDRとはそもそも何なのか。MEDR、MNDR、MXDRは何が違うのか。各サービスは、どのような企業に適しているのか。前後編を通じて、MDR選定の際に覚えておきたい基礎知識を整理する。

そもそも「MDR」とは何か 具体的に何ができるのか

 セキュリティに関する業務の一部をアウトソーシングしたいと考えている企業や、アウトソーシングを必要としている企業の間で、MDRのニーズが高まっている。MDRでのマルウェア検出・対処はソフトウェアで自動処理する場合もあるが、ほとんどは人の専門知識と技術を組み合わせたものだ。

 一般的にMDRは次のサービスを提供する。

ITmedia マーケティング新着記事

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...

news171.png

2024年のGW予算は横ばい 賃上げよりも物価高と円安の影響が勝る?――インテージ調査
インテージが全国の15歳から79歳の男女を対象に実施したゴールデンウイークに関する調査...

news148.jpg

CNN幹部が語る、メディアビジネスにとってのAIのリスクと機会
生成AIがコンテンツを量産し、真偽の明らかでない情報があふれかえる中、メディアの価値...