2024年5月、OpenAIはLLM「GPT-4o」を発表した。エンドユーザーや企業は、このLLMをどこで利用できるのか。GPT-4oを使う方法を6つ紹介する。
2024年5月、OpenAIは大規模言語モデル(LLM)「GPT-4 Omni」(GPT-4o)を発表した。同社は主催イベント「Spring Updates」でGPT-4oと人間の音声対話デモを公開した。まるで人間と話しているかのようなGPT-4oの対話能力に関心が集まった。
GPT-4oを使いたいエンドユーザーや企業は、どのような方法でGPT-4oにアクセスできるのか。6つの方法を紹介する。
GPT-4oを利用する方法として、大きく6つの選択肢がある。
GPT-4oは、OpenAIのAIチャットbot「ChatGPT」のデフォルトLLMとして導入されている。ただし、無料ユーザーはメッセージの送受信数に制限がある他、画像やファイルアップロード、データ分析など、一部機能を利用できない。
ChatGPTの有償版「ChatGPT Plus」のユーザーは、無料ユーザーに課される制約は受けず、GPT-4oの全機能を使用できる。
開発者はOpenAIのAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を使用してGPT-4oにアクセスできる。自社のアプリケーションにGPT-4oの機能を組み込み、さまざまなタスクに活用できる。
OpenAIは2023年5月、OS「Windows」搭載のPCやクライアントデバイス「Mac」向けに、デスクトップアプリケーションを配信する計画を発表した。GPT-4oも利用可能となる計画だ。
「GPTs」(GPT Builder)は、ユーザーがGPTをカスタマイズし、特定のビジネスニーズに特化したGPTを作成できるサービスだ。作成したアプリケーションは、OpenAIのアプリケーションストア「GPT Store」で公開できる。
従来は有料版ユーザーのみ使用できたが、GPT-4oの登場と併せて、無料版ユーザーもGPTsの一部機能を利用できるようになった。
Microsoftの「Azure OpenAI Studio」内で、GPT-4oの機能をプレビュー版で検証できる。Azure OpenAI Studioは、独自のAIツール(AI技術を活用したツール)を構築、検証、評価、デプロイ(展開)するためのツールだ。
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