2010年02月16日 07時30分 UPDATE
特集/連載

リスクよりもメリットが大きいWeb 2.0導入を成功に導く方法

SNSやTwitterの導入は、潜在的な顧客や間接的な関係者とのつながりを強化するのに有効な手段だ。

[Niel Nickolaisen,TechTarget]

 数カ月前、中堅鉄鋼メーカーのCIOと、Web 2.0技術の導入について話をした。このCIOは、従業員がそのようなものを使うことに会社として手を貸すわけにはいかず、そのつもりもないと言って譲らなかった。Web 2.0を導入しない理由を重ねて尋ねると、はっきりした理由が2つあるという。

 第一に、Web 2.0技術を導入すれば、従業員が意図的に、またはうっかりと会社の企業秘密を漏らしてしまうかもしれない。

 第二に、もしWeb 2.0技術を許せば、多くの従業員がFacebookのページ更新やプロファイル更新に時間を費やし、仕事をしなくなる。

 わたしの会社では、こうした要因はWeb 2.0技術の導入を思いとどまる理由にはなっていない。従業員が会社の知的財産を共有してしまう問題がもしあるとすれば、それはWeb 2.0技術を導入してもしなくても起こり得るとわたしは思う。従業員がFacebookばかりやっていて仕事が終わらないのなら、Web 2.0の問題ではなく管理の問題だ。わたしに言わせれば、Web 2.0のメリットはそのリスクをはるかに上回る。

 わが社のWeb 2.0技術導入は、「インキュベーション」のアプローチを取っている。社内用と社外用の両方にWeb 2.0を利用する試験プロジェクトを幾つか実施中だ。試験プロジェクト開始のための決定モデルは、アンドリュー・マカフィの著書『Enterprise 2.0』(Harvard Business School Press刊)に紹介されている次のようなモデルだ。

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