コスト最適化、コンプライアンスの観点からソフトウェア資産管理の重要性が一層増している。支援ツールも複数存在するが、実際にはツールだけでは解決できないさまざまな問題がある。
システム基盤やライセンス体制の複雑化を受けて、ソフトウェア資産管理(SAM)の重要性が一層増している。把握していないソフトウェアがあれば、そこがセキュリティホールになったり、それと知らずにライセンス違反を犯し、多額の賠償金を請求されるケースもある。SAMとは単に使っているソフトウェアの数や種類を把握すればよいものではなく、セキュリティやコンプライアンス、ITガバナンスといったIT基盤の安全性、健全性を担保する取り組みなのだ。
だが、そうした認識が浸透しつつある一方で、実際にSAMに取り組んでみるとさまざまな問題に突き当たるケースが多い。IT資産管理ツールも年々進化してはいるが、ツールの力だけでSAMを実現することは難しいとされている。では具体的に、どのような問題があり、何に留意すれば取り組みをスムーズに進められるのだろうか? 2013年5月28日、日本経済新聞社が東京・大手町で開催したセミナー、「リスクマネジメントにおける重要課題~ソフトウェア資産管理~」で紹介された山梨県の取り組み事例から、SAM実践のポイントを探る。
山梨県では2012年度にSAMに着手。それまではMicrosoft ExcelやAccessを使って手作業で管理台帳を作成していたが、セキュリティ、コンプライアンス、ITガバナンスの観点から、より確実なソフトウェア資産管理を狙ってSAMの取り組みに乗り出した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
世界中で広く利用されているChromeブラウザは、業務における重要なエンドポイントとなっているため、強固なセキュリティが必要となる。そこでChromeブラウザを起点に、企業が安全にWebへのアクセスポイントを確立する方法を紹介する。
Google Chromeの拡張機能は生産性の向上に不可欠な機能であり、ユーザーが独自にインストールできる一方、IT管理者を悩ませている。ユーザーデータを保護するためにも、効率的な運用・監視が求められるが、どのように実現すればよいのか。
データ活用が企業の命運を握る今日にあって、絶対に避けなければならないのがデータの損失だ。本資料では、ビジネスクリティカルな状況下でデータの保全・保護・復旧を可能にするバックアップソリューションを紹介する。
データのバックアップに求める機能は、企業によってさまざまだ。必要な機能だけを選択して導入することで、無駄なく効率的なデータ保護が可能になる。そこで注目されているのが欲しい機能だけを搭載できるバックアップ/リカバリー製品だ。
データバックアップは、安定した経営を維持し、災害やサイバー攻撃のリスクから業務を守るために不可欠である。とはいえ、自社に最適なバックアップ手法の確立は簡単なことではない。豊富な機能を備えているソリューションに注目したい。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...