「Internet Explorer」の“非常に危険な”脆弱性をGoogleが発見、「Edge」にも影響か悪質コードのばらまきに悪用される恐れも

「Microsoft Edge」と「Internet Explorer」に新たな脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった。Googleのセキュリティ調査チームが発見した、この脆弱性が及ぼす影響とは。

2017年03月08日 12時00分 公開
[Michael HellerTechTarget]
画像 新たに見つかったIE脆弱性の危険度とは

 Googleのセキュリティ調査チーム「Project Zero」は、MicrosoftのWebブラウザ「Microsoft Edge」(以下、Edge)と「Internet Explorer」(以下、IE)に未修正の脆弱(ぜいじゃく)性があると公表した。Project Zeroが、90日を超過した脆弱性を公表する自らの方針に従ってMicrosoft製品の脆弱性を公表するのは、この週に入って2度目だ。Microsoftは2017年2月の月例セキュリティ更新プログラムの公開を延期した。

 Project Zeroのセキュリティ研究者、イバン・フラトリック氏の公表投稿によると、見つかった問題は「Type Confusion(型の取り違え)」の脆弱性だ。主にIEで発生するが、新しいWebブラウザのEdgeにも影響するという。同氏は両方のWebブラウザでこの問題を確認できたと説明しているが、「IEでは確認できたがEdgeでは確認できなかった」というコメントが、この投稿に寄せられている。

事前検知は困難

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