2018年03月12日 08時00分 公開
特集/連載

Javaが消滅? 脇に追いやられる?Javaを活用すべき新たな領域

Javaの前途は開けている。IBMのドゥイモビッチ氏は、Javaは依然として価値があり、活用すべき分野があると語る。

[Adrian Bridgwater,Computer Weekly]
Computer Weekly

 “Javaが消滅する”というのはいささか誇張が過ぎる表現だ。ほぼ全てのJavaエンジニアはそう話している。

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 “Java言語とプラットフォームは脇に追いやられるかもしれない”。これは一部の見解だ。こう考えられるのは、Oracleが自ら掲げた積極的な企業買収戦略(これは同社の表現で、本稿の表現ではない)によるところが大きい。

 だが、Javaは依然広く採用されている。見方によっては、使用や開発が増えているともいえる。

 では、Javaは次にどこに向かうのか?

 IBMの著名なエンジニアで、Java Grandmasterのジョン・ドゥイモビッチ氏は、1995年にJavaが登場して以来、Javaを使った仕事に数多く携わってきている。同氏が示す主要成長分野についての見解は検討に値する。もちろん、議論の余地がある見解も、将来の可能性を秘めている見解もある。

 2018年は実質的に「Eclipse」の年になるだろうというのがドゥイモビッチ氏の見解だ。

 よく知られているように、Eclipseは、Javaベースの統合開発環境だ。Eclipseは、他のプログラミング言語で記述したコードを開発、テストできるプラグインがあることから知られるようになった。

 2018年全体を通じて、われわれは「EE4J」や「MicroProfile」のような主要プロジェクトに目を向けることになる。EE4Jは標準APIを作成するためのオープンソースイニシアチブだ。MicroProfileは、複数の実装にまたがるマイクロサービスアーキテクチャ向けにEnterprise Javaを最適化するオープンフォーラムだ。このフォーラムは標準化を目標に、共通の関心分野で共同作業を行う。

 この2つのプロジェクトはいずれも「Eclipse Foundation」の管理下に置かれる。

コンテナによる集約

 「開発と管理を簡略化する広範な取り組みの一環として、Javaのようなランタイムとコンテナが緊密に結び付くようになるだろう。Javaアプリケーションの管理と構成をシームレスに行えるように、コンテナとランタイムが一緒に最適化されるようになる。一貫したメモリ管理と、Javaの構造とコンテナの容易な接続が根付くようになるため、開発者はコンテナとJavaランタイムのメリットを利用できる。Javaランタイムは本質的には形式の異なるコンテナだ」(ドゥイモビッチ氏)

 ちょっと予想外だったが、同氏は「Kotlin」が次に話題になる言語になるという見解も示している。

 同氏によれば、Kotlinの簡潔なコーディング構文とJavaとの相互運用性は、既に多くの開発者の間で話題になっているという。Androidでのサポートが向上したことから、モバイルでの利用が増えることになるだろう。

 もう1つ支持されているのは、Javaのリリース間隔が新たに6カ月になったことだ。そのため変更が頻繁になり、新機能の導入も迅速になる。

Javaのサーバレス再形成

 ドゥイモビッチ氏が最後に示した見解は、サーバレスプラットフォームの需要の高まりだ。

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