「Windows」のノウハウ、賢い使い方のヒント

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、Windowsに関する運用&Tipsの記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

IT管理者によるWindows Updateの制御方法

 Windows管理の在り方が変わりつつある。目指す方向性はMicrosoftが言う「現代的な管理」であり、その鍵を握る複数の要素がある。(続きはページの末尾にあります)

Windows関連の運用&Tips

Windowsでも使える「Hyper-V」で可能な5つの仮想化シーン

Microsoftのハイパーバイザー「Hyper-V」は、クライアントOSのWindowsでも利用できる。Hyper-Vを活用することで何ができるようになるのか。Hyper-Vの具体的な活用場面とメリットを5つ紹介する。

(2025/7/14)

「Windowsアプリケーション」の“レガシー沼”に沈んではいけない端的な理由

Windowsアプリケーションを含めて企業のシステムに深く根付いたレガシーアプリケーションは、企業の競争力を脅かし、IT担当者の大きな悩みの種になる。企業はどのような課題に向き合う必要があるのか。

(2025/6/23)

これだけは知っておきたい「Windows更新」の基本と“大切な機能”とは

Windowsの更新管理に悩むIT管理者は珍しくない。Microsoftが提供するWindows Update for Businessを使いこなすことで、更新管理を効率化できる。IT管理者が把握すべき重要な機能を解説する。

(2025/6/20)

IT担当者が「Windows Update」を管理するときに役立つ大切な機能とは

Windows UpdateはIT管理者にとって悩ましい存在だ。Windowsの更新は必要だが、管理方法を誤るとトラブルが生じる可能性がある。MicrosoftはIT管理者向けにWindows Updateの管理機能を提供している。

(2025/6/13)

「Windowsが動く仕組み」をカーネルから読み解く OS“心臓部”の正体とは

カーネルはWindowsの中核部分であり、問題が発生するとシステム全体に致命的な影響を及ぼしかねない。カーネルがどのように機能するのか、その仕組みと重要性を理解しよう。

(2025/6/2)

「Windowsの印刷」でエラーが起きたらどうする? よくあるトラブルへの対処法

印刷トラブルは企業や従業員の生産性を低下させる。IT部門が印刷の待ち時間やエラーを素早く解決するための方法を、「Windows」の設定を例に説明する。

(2025/5/27)

IT担当者なら知っておきたい必須知識「Windowsの印刷設定」とは?

印刷時の待ち時間やエラーは業務効率を低下させる。企業が紙の使用量を削減しているとしても、IT部門は印刷がスムーズにできるように設定やトラブルシューティングを心得ておく必要がある。

(2025/5/20)

Windows「レジストリ掃除」の本当の効果とは?

Windowsのレジストリには、システムの重要な情報が含まれている。Windowsの動作が重くなると、レジストリのクリーニングを試す人もいるが、その効果はあるのか。

(2025/5/8)

Windowsが起動しない場合にも役立つ回復環境「WinRE」とは?

OSが起動しなくなる“悪夢”から復旧する手段をあらかじめ知っておくことは有益だ。「Windows」の復旧に活用できる「WinRE」(Windows回復環境)の使い方と機能を解説する。

(2025/4/24)

Windows「修復インストール」「クリーンインストール」の違いとトラブル対処法

ISOファイルを使って「Windows 11」をインストールする方法は複数ある。代表的な「修復インストール」と「クリーンインストール」の方法と、クリーンインストールがうまくいかない意外な“落とし穴”を解説する。

(2025/4/17)

「Windows」のISOファイルを入手できる“意外な経路”とは?

Microsoftは「Windows 11」「Windows 10」のISOファイルを専用のWebページで配布している。それ以外にも、複数の経路でISOファイルを入手可能だ。どのような入手方法があるのか。

(2025/4/10)

Mac愛好者が「Windowsは使いにくい」と感じる“致命的な要因”

MacからWindows PCへの乗り換えに関心があった私は、「AI PC」に注目が集まっているのを機に、Windowsの世界に飛び込んでみることにした。そこで、PCの使用体験に大きく影響する一つの問題にぶつかった。

(2025/3/30)

サーバではなくWindows 11の「Hyper-Vが遅い」を解消する方法

「Windows 11」などのクライアントOSを搭載するPCでも「Hyper-V」による仮想化が使える。ただしPCでHyper-Vを使う場合は、幾つかの制約が伴う。それを乗り越えて仮想マシンを快適に使うにはどうすればいいのか。

(2025/3/25)

「MacをやめてWindowsに移行」で陥るこんなはずじゃ 悲劇の原因は?

MacからWindows搭載PCに乗り換えることに筆者は長い間関心があった。「AI PC」に注目が集まっているのを機に、Windowsを使ってみることにした。その結果、重大な幾つかの気付きが得られた。

(2025/3/23)

Arm版Windowsはもう“悪夢”じゃない? 「Copilot+ PC」の使用感は

Armプロセッサを搭載したPCでWindowsを動かすMicrosoftの過去の試みは、成功したとは言えない。同社は新技術を搭載した「Copilot+ PC」で再び“Arm版”に力を入れている。実際の使用感を紹介する。

(2025/2/27)

「Windows 10と旧式PCがあれば満足」な人向けの“賢い”Windows 11移行法

Windows 10をまだ使っている人にとっては、Windows 11に移行すべき最後のときが迫っている。移行を考えるのであれば、従来の常識にとらわれない方法にも一考の価値がある。具体的に紹介しよう。

(2025/2/16)

Windows 10サポートが終わろうが「Windows 11」に移行しない人の言い分

Microsoftが提供する「Windows 10のサポート」が終了する日が近づいている。PC業界にはこのラストチャンスにOSのアップグレードが進むよう本腰を入れている。だが一筋縄ではいかない問題もある。

(2025/2/9)

「ISOイメージ」を使ってWindows 11を修復する方法

「Windows 11」の問題を解決するために、「ISOイメージ」を使って修復インストールをするには、何をすればよいのか。手順を追って解説する。

(2024/12/16)

Windows 11の修復で「ISOイメージ」を使うべき場面とは?

クリーンインストールによる完全な再インストールは、「Windows 11」の問題を解決するシンプルな方法だが、「ISOイメージ」を使用して修復することもできる。どのような場面で役に立つのか。

(2024/12/9)

Windowsで「ディスクの完全消去」や「ブート可能USBの作成」をする方法

Windowsでは、「diskpart」のコマンドを使用することでデータを完全に消去したり、ブート可能なUSBメモリを作成したりできる。コマンド実行時の注意点と併せてその方法を紹介する。

(2024/11/24)

Windowsの更新管理

 まず、クラウドベースのデプロイメントとプロビジョニングが挙げられる。これはシステムイメージではなく設定がベースとなる。2番目のID管理と認証は、「Office 365」に使われている「Azure Active Directory」(Azure AD)か、オンプレミスの「Active Directory」とAzure ADの組み合わせを利用する。第3の要素は設定と構成に関するもので、これはグループポリシーではなくモバイル端末管理(MDM)を通じて行う。

 グループポリシーは消滅するわけではなく、依然としてきめ細かいコントロール機能を提供する。だがMDMには効率が良く、Windows端末と非Windows端末を管理でき、Active Directoryに依存しないといったメリットがある。

 更新プログラムを適用しないPCはセキュリティリスクと化し、Windowsに加わった新機能をユーザーに提供しなければ生産性に影響が出かねない。半面、更新プログラムの配信を急ぎ過ぎると重要なアプリケーションとの互換性に悪影響が出る恐れがある。

 Windows 10は、約3年ごとのバージョンアップに代わって、新機能を盛り込んだ更新プログラムが定期的に(現時点では年に2回)配信されるようになった。

 例外として、「長期的なサービスチャネル(Long-Term Servicing Channel:LTSC)」は更新プログラムを適用するタイミングを管理者がコントロールでき、またコントロールしなければならない。

 Quality Updateはセキュリティ問題や不具合を修正するもので、新機能は追加されない。Feature Updateでは、機能の追加や変更、場合によっては削除が行われる。

 Microsoftが導入したサービスチャネルの概念では、それぞれのサービスチャネルがFeature Updateの成熟度を反映する。「半期チャネル(Semi-Annual Channel:SAC)」は一般ユーザー向けの通常チャネルで、半年ごとに機能が更新され、設定によって遅らせることもできる。

Intuneを使ったUpdate for Business管理のメリット

 IntuneはMicrosoftが提供するクラウドベースの端末管理製品で、現在のIntuneは「Intune Classic」とも呼ばれる最初のバージョンとは異なる。

 Intune Classicはモバイル端末ではなくPC向けで、グループポリシーをベースとしていた。Windows 7や1607以前のWindows 10は今もIntune Classicを必要とする。

 対照的に、現在のIntuneはPCとモバイル端末を管理できる。Azure ADに依存し、端末の登録は手作業で行う方法(ユーザーが自分のPCに業務用のAzure ADアカウントを追加する)と、PCがAzure ADに参加している場合に自動的に行う方法がある。

 「ハイブリッドAzure AD」は、ドメイン参加サーバにインストールされたIntune Connectorコンポーネント経由で、Active DirectoryとAzure ADの両方に参加する。

 Intuneを使った更新管理はWindows 10の更新リングをベースとする。更新リングはコンピュータやユーザーのグループに割り当てられた設定で、特定の更新チャネルをベースにして通常は半期チャネルか半期チャネル(ターゲット指定)のいずれかを割り当てる。Windows管理者がWindows Insiderチャネルを設定することもできる。

 IntuneはWSUSやSCCMに比べ、Windows更新の設定がはるかにやりやすい。何よりも、サーバのインストールや設定をする必要がない。