HDD(ハードディスクドライブ)は、不揮発性のストレージハードウェアを指す。不揮発性は、電源がオフになっても、ストレージハードウェアが内部のデータを保持することを意味する。(続きはページの末尾にあります)
HDDは物理的な破損だけではなく論理的な問題によっても突然故障することがある。HDDに不具合が起きていることを示す兆候と、故障を抑止するための対策を紹介する。
HDDが突然故障すると、重要なデータを失うなど深刻な事態に陥る可能性がある。そうした故障の原因は、衝撃や熱だけとは限らない。注意が必要な、HDD故障の原因とは。
PCやサーバの内蔵ストレージ、NASなど幅広く使われている「HDD」は、突然壊れることがある。データの損失を防ぐためには、HDDが故障する予兆をつかんで対処することが欠かせない。
内蔵ストレージやNASなどさまざまな用途で使われている「HDD」は、突然壊れることがある。重要なデータを失わないためには、HDDが故障する主な原因を知って運用することが欠かせない。
HDDが一度故障すると修復はほとんど不可能になることがあるため、まずは故障しないように使うことが欠かせない。HDDが壊れてしまう、やってはいけない使い方とは。HDDの基本を理解しておこう。
HDDが故障すると修復するのはほとんど不可能だ。故障後の対策だけではなく、できるだけHDDが故障しないように使うことがまずは重要だと言える。HDDが壊れる4つの原因を押さえておこう。
高速なデータ転送が可能な「SSD」が台頭する一方で、「HDD」はいまだに広く使われている。「HDDか、SSDか」の二者択一が意味を失い始めているという見方もある。ストレージ市場で何が起きているのか。識者に聞く。
HDDは長年、強力なライバルであるSSDと戦ってきたが、近年は“共存”を目指す動きが活発だ。主要ベンダーは技術の組み合わせの可能性をどうみて、何に取り組んでいるのか。
機器の故障は避けられないが、システム全体への影響をいかに最小限に抑えるかがIT担当者の腕の見せ所だ。「故障」を織り込んだ計画のこつとは。
ストレージ購入時に詳細な検討が必要なことは当然だが、データを漏えいさせないためには処分時にも詳細な検討が必要だ。ストレージを処分する際は、まず何から検討を始めればよいのか。
大容量化と低価格化によってSSDなどのフラッシュストレージは企業のストレージとして主流と言えるほどになった。それでもHDDの出荷容量が増えている。どちらを選ぶべきなのか。用途で両者を比較する。
データの可用性確保やデータ管理を含めた包括的なデータ保護を進めるために、企業に求められることとは何か。主要な5つのポイントを紹介する。
企業のITシステムは複雑化しており、それを取り巻くデータバックアップ環境も大きく変化している。多くの企業では、バックアップ体制を再考すべき時期に差し掛かっている。
シーメンスPLMソフトウェアは「Teamcenter」のソリューションモジュールとして利用できる是正措置・予防管理(CAPA)用ソフトウェアの提供を開始する。製品データと品質データを結び付け、品質問題をエンタープライズ規模で可視化できるため、一貫性をもった品質管理プロセスを実行できるという。
情報ライフサイクル管理(ILM)は、データの効果的な管理に適した手法として推奨されている。ILMを導入することによって、どのようなビジネス価値が得られるのだろうか。
デスクトップPCやモバイルデバイス、家電製品、企業のデータセンターのストレージアレイなど、HDDを搭載するデバイスはさまざまだ。HDDは、OSやアプリケーション、その他のファイルを磁気ディスクに保存する。
PCにおいてHDDは、常時利用のプライマリーストレージとしても、主にバックアップ用途のセカンダリーストレージとしても使用できる。HDDはPCのドライブベイ(PC内部のハードウェアを収容するための空間)に取り付けて、「ATA」(Advanced Technology Attachment)や「SATA」(シリアルATA)、「SCSI」(Small Computer System Interface)といったストレージインタフェースにより、マザーボードと接続して利用するのが一般的だ。
HDDをはじめとしたストレージハードウェアは、OSやアプリケーションのインストール、ドキュメントの保存のために必要になる。電源がオフになってもデータを保持できるストレージハードウェアがなければ、エンドユーザーはPCにデータを保存できない。いつまでもデータを保持するには、どのPCにもストレージハードウェアが少なくとも1台は必要だ。
一般的なHDDは、アルミニウム、ガラス、セラミックといった素材でできた数枚のプラッタ(円盤)で構成される。プラッタは軸を中心にモーターで回転する。プラッタには薄い磁気コーティングが施されている。プラッタが回転すると同時に、もう1つのモーターが磁気ヘッドの位置を制御し、プラッタにデータを記録したり、読み取ったりする。
HDDと同様に、PCでストレージハードウェアとして利用されているのがSSD(ソリッドステートドライブ)だ。SSDはデータを磁気的に保存しないので、HDDよりも起動時間が短く、読み書き速度が速い傾向がある。素早くアクセスする必要がある重要なデータを保存する場合や、入出力が多いアプリケーションを使用する場合は、SSDが向く。SSDには可動部品がないため、HDDよりも故障に強い。これらのメリットからSSDがHDDに取って代わろうとしている。
大半のPCユーザーがSSDを歓迎しているとしても、HDDには依然として需要がある。HDDは大量データの保存に向いている。ギガバイト当たりの価格で比較すると、HDDはSSDよりも安価だからだ。SSDには一定の耐用期間があり、特定の書き込み回数が過ぎると読み書き速度が低下し、故障する確率が高くなる。企業はデータ処理速度を高速に保ちつつ、コストを削減するために、HDDとSDDを組み合わせて利用することがある。