「バックアップソフト」の主要製品は? 一押しポイントを整理

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、製品解説に関する製品解説の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

バックアップとは その役割や仕組み

 バックアップとは、データ損失の予防を目的に物理サーバや仮想マシンのデータを別の場所に複製し、保存することを指す。機器の故障や自然災害が発生した際に、データやシステムを元通りにする際に重要になる。(続きはページの末尾にあります)

バックアップソフト関連の製品解説

ITmedia × 富士通

P Rオンプレミスとクラウドのデータ保護を手軽に一元化できるバックアップ運用術

オンプレミスシステムとクラウドを併用するハイブリッドクラウドの運用においては、データ保護対策が煩雑になりやすい。コストと手間を抑えながら、クラウドに適したバックアップ/リカバリーシステムを構築する方法とは。

(2023/12/26)

P R中小企業向けのランサムウェア対策 シンプルでも強固な「データ保護」の実力

企業を襲うランサムウェア攻撃をはじめ、災害や機器故障などの事態からデータを保護するために欠かせないのがバックアップだ。予算が限られる中でも、コストを掛けずに強固なバックアップシステムを構築する方法とは。

(2023/12/22)

P Rハイブリッドクラウドのデータ保護を一元管理 手間を削減する近道は?

データ保護は企業にとって重要な課題である一方、それを実現するためのコストや負荷も相当なものになる。オンプレミスシステムやクラウドをまたいで、コストを抑えつつ効率的にデータを保護するクラウドBCPとは。

(2023/12/14)
ITmedia × Veeam Software Japan

P Rクラウドのデータ消失は自己責任? 完全消失を防ぐ方法を紹介

クラウドのデータ保護について、「クラウドサービスに標準搭載されているバックアップ機能があるから大丈夫」と考えるのは危険だと専門家は指摘する。どのような対策を講じればよいのだろうか。

(2023/8/3)

P R「コスト効率が低いバックアップ」に悩む企業にこそ知ってほしい重要なポイント

DR対策におけるデータバックアップの重要性を理解しながらも、企業は「コストの問題からバックアップが手薄になっている」「システムごとにバックアップが取られ、運用管理がサイロ化している」などの状況に陥っている。

(2022/6/23)

P RDX時代のIT-BCP/DRには何が必要? 従来製品では足りない「万が一」への備え

ビジネスがデジタル化し、システムの停止が企業活動の停止に直結するようになった現代、データ保護の重要性は増している。だが従来のバックアップ方式では、いざというときの復旧に不安が残るという。どうすれば対処できるのか。

(2021/7/28)
ITmedia × バラクーダネットワークスジャパン

P R「Microsoft 365のバックアップ」が必要なのはなぜ? 簡単にできる対策とは?

クラウドサービスを利用する際に前提にしなければならないのが、データ保護の責任は自社にある点だ。データの「うっかり削除」や「攻撃による暗号化」に備えたバックアップが重要になる。その選定ポイントとは。

(2023/7/24)

P R1ユーザー約100円/月から実現できる「Microsoft 365」のデータ保護

「Microsoft 365」のデータ保護に関して誤った認識を持っている企業は少なくない。バックアップとアーカイブの役割を正しく認識し、必要な対策を講じるためのポイントは。

(2020/8/4)
ITmedia × さくらインターネット

P Rコロナ禍を経て、今あらためて考えるべき「バックアップの重要性」とは?

テレワークの普及やビジネスのデジタル化により、ITシステムの障害やデータ損失が企業に与える影響が大きくなっている。その中で鍵を握るのが「バックアップ」だ。ビジネスや事業継続の観点から向き合うことが求められている。

(2022/6/22)

P Rいま一度見直したいバックアップ環境、クラウドを利用した効果的な方法を探る

頭では分かっていても、バックアップは手付かずになりがちだ。運用管理コストを増やすことなく、重要なデータやシステムを守るにはどうすればよいのか。データ保護以外のバックアップ/復元の活用事例には何があるのか。

(2022/2/28)
ITmedia × デル・テクノロジーズ

P R重要データのバックアップをクラウドにも保持、事例で学ぶデータ保護強化の秘訣

激甚災害やランサムウェアの脅威が増える中、データ保護はビジネス継続を左右する重要なものとなった。乱立していたバックアップシステムを統合し、クラウド上にも重要データを保持する仕組みを構築した企業の事例から、そのヒントを探る。

(2022/1/21)

P R有識者に聞く、有事と平時の境界が曖昧になった今考えたいBCP

新型コロナウイルスの感染拡大以外にも、さまざまな災害による被害は企業規模の大小にかかわらず発生する。有事でも事業を継続するためには、どんな対策が必要なのだろうか。BCP(事業継続計画)の有識者に話を聞いた。

(2021/11/18)

P R「データ損失を経験」が約3割 調査で分かったバックアップの課題と対策

企業はバックアップシステムをどのように構築しているのか。バックアップシステムが抱える課題とその原因とは。調査結果から探る。

(2020/10/30)

P R“高すぎる”ほどの重複排除率の秘密は? いま選ぶべきデータ保護ストレージ

バックアップ/リストアの時間や運用/保管コストの削減など、企業がバックアップシステムに求める要件は多岐にわたる。そんな中、「ディスクが埋まらない」ほどの重複排除率を実現し、多様なニーズに応える製品が注目されているという。

(2020/10/26)

P R「ランサムウェア対策は重要と分かっていても予算なし」 現実的な進め方とは

データの保護や管理がますます重要となる中で、適切にデータを守れている企業は限られている。一方、ただツールを導入すればいいわけではない。データ保護の重要なプロセスであるバックアップを軸に、最適な対策を論じる。

(2024/4/25)

「Microsoft 365」のバックアップに必要なのは“純正”と“第三者”のどっち?

Microsoftが「Microsoft 365 Backup」を投入することで、バックアップ分野にはどのような影響があるのか。Microsoftとバックアップ専業ベンダーとの関係を踏まえて考察する。

(2024/2/7)

P Rランサムウェア時代のバックアップとHAクラスタリング活用法

ミッションクリティカルなシステムの保護には、実績のあるバックアップ製品とHAクラスタ製品を組み合わせ、障害時の迅速な復旧を目指したい。HAクラスタ製品選定時に確認すべきポイントとは。

(2024/2/6)

「Microsoft 365」にあえて“純正バックアップ”を使う理由と注意点は?

Microsoftのバックアップサービス「Microsoft 365 Backup」は、「Microsoft 365」の全てのアプリケーションが保護対象になるわけではない。同サービスの“守備範囲”や、使うべき理由とは。

(2024/1/31)

「Microsoft 365 Backup」はクラウドの“責任共有モデル”を揺るがすのか

クラウドサービスのデータ保護の責任はユーザー企業にある――。これがクラウドサービス利用時の“常識”となっているが、「Microsoft 365 Backup」はその考え方とは異なるものになる可能性がある。

(2024/1/24)

P R大量PCのキッティング作業と導入を簡単に効率化する方法

企業をはじめ、官公庁、教育機関、医療機関、それらの組織にPCを納入する事業者など、PCを大量に調達、供給する事業者にとってキッティングは面倒で時間のかかる作業だ。これを効率化するヒントを専門家が語った。

(2023/12/22)

P R中堅・中小企業が「SASE」を実現するためのポイント

「SASE」は高度化するサイバー攻撃に対抗するためのセキュリティ手法の一つだ。しかしSASEを実現するには複数の製品やサービスを導入する必要があるため、導入作業や運用管理作業が複雑になりがちだ。スムーズにSASEを実現する方法とは。

(2023/11/7)

P Rなんちゃってバックアップは役に立たない ここがポイントだ

ランサムウェア対策に欠かせないのがデータのバックアップだ。暗号化されて業務に支障が出たとしてもバックアップがあれば復旧しやすい。ただし、バックアップであれば何でも良いというわけではない。サイバー攻撃対策に適した手法とは。

(2023/10/26)

P Rランサムウェア対策やデータ保護ニーズに幅広くマッチするストレージとは

災害対策、ランサムウェア対策でデータ保護のニーズが高まる中、あまり類を見ないデータ保護機能を実装し、ブロックとしてもファイルとしても利用できるストレージ製品がある。実例に近いユースケースを想定して検証した結果をお届けする。

(2023/9/25)

P RSaaSでも実は必要だった「バックアップ」 製品選びの3大ポイントはこれだ

コロナ禍をきっかけにSaaSの業務利用が普及している。ただしSaaSもオンプレミスシステムと同様に、ユーザー企業がデータのバックアップを取る必要がある。SaaSバックアップ製品選びのポイントとは。

(2023/8/24)

バックアップの目的とベストプラクティスは?

 企業はソフトウェアのバグやデータの破損、ハードウェア故障、悪意を持ったハッキング、エンドユーザーのミスなどが原因でシステムが停止する事態に備えて、データをバックアップする。バックアップの際は、ある時点のスナップショットを保存し、同期を取る。スナップショットを使ってデータをシステムの問題が起こる前の状態に戻すことができる。

 バックアップシステムを構築する際は、データのセキュリティ対策の方法やデータのレプリケーション(複製)方法、採用するバックアップ技術を決めてテストする。このテストの目的は、データの復旧が必要なときに迅速かつ信頼できる方法でデータを元に戻せることを確認することだ。

 バックアップとデータ保護は、用語としては区別なく使われることがある。しかしデータ保護という用語は、事業継続計画(BCP)やデータセキュリティ、データのライフサイクル管理、マルウェア対策といった幅広い分野の技術や手法を含むため、バックアップと同義ではない。

バックアップの重要性

 データ損失の防止を目的とするバックアップは、どのような企業においてもシステム運用における必須要素の一つになっている。バックアップは、削除したファイルや、誤って上書きしたファイルの復旧手段にもなる。

 ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃からの復旧や、データセンターの火災といった大規模なデータ損失事故から復旧する際にも、バックアップは重要な役割を果たす。

バックアップするデータとバックアップの頻度

 システムのバックアップを始めるときはまず、バックアップのポリシーとSLA(サービスレベルアグリーメント)を定義する。バックアップのポリシーとしては、データのバックアップ頻度と必要な複製データ(レプリカ)の数を定める。SLAには、例えばデータを復旧するための目標所要時間が含まれる。

 バックアップのベストプラクティスは、データのフルバックアップを1週間に1回以上、週末や営業時間外に定期的に実施することだ。毎週のフルバックアップを補完するために、前回のフルバックアップの実行以降に変更されたデータのみをバックアップする差分バックアップを併せて実施するのが一般的だ。