「リモートアクセス」は、アクセス権限を持つエンドユーザーがネットワークを通して、離れた場所から異なるネットワークやその内部のコンピュータにアクセスすることを指す。リモートアクセスでは、物理的に離れていても、エンドユーザーは必要なシステムに接続できる。支店勤務や出張中、在宅勤務中の従業員にとって、リモートアクセスは特に重要な仕組みだ。(続きはページの末尾にあります)
従業員の働き方が多様化する中で、オフィスの役割も変化を求められている。テレワークに慣れた従業員が働きやすいオフィスとはどうあるべきなのか。Cisco Systemsなど2社の例を紹介する。
かねて議論されてきた「テレワーク継続かオフィス回帰か」に関して、大多数の企業がある決断を下そうとしている兆候がある。テレワークを希望する働き手が少なくない中、何が変わろうとしているのか。
テレワークやハイブリッドワークが広がったことは全体的な傾向だと言えるが、その実施状況には濃淡がある。調査で個人の“ある特徴”がテレワークの実施頻度に影響を与えていることが分かった。
「出社回帰」を促す企業の動きが目立つものの、テレワークに慣れた従業員がすぐにオフィスに戻ってくるとは限らない。テレワークを推進してきた企業のオフィスに、“ある点”が欠けていることが理由の一つだ。
テレワークやハイブリッドワークが一般化する中で広がりつつあるのが、「静かな休暇」だ。この働き方は、テレワークから派生したもう一つの働き方とも言える存在だ。その実情とは。
テレワークやハイブリッドワークを実施する従業員の間では、「静かな休暇」を選択する動きが広がっている。これはどのような働き方なのか。その実態とは。
ある調査によると、8人に1人が「静かな休暇」を取得する計画だ。静かな休暇とは、休暇を取得することではない。着実に広がりつつある、静かな休暇とは何か。
企業が従業員に対して自ら退職するように仕向けることを「静かな解雇」と呼ぶ。具体的にどのような行為が、静かな解雇に当たるのか。
オフィス回帰が進む中で、テレワークを禁止する動きさえも現れた。ただしテレワーク終了の判断は、優秀な人材を逃すことにつながりかねないと専門家は指摘する。その理由とは。
自分の職務や勤務先に見切りを付け、非積極的な態度で勤務する「静かな退職」を選んだ従業員は職場でどのように振る舞うのか。そうした従業員の特徴とは。
ハッスルカルチャーは廃れ、「静かな退職」(クワイエットクイッティング)を選ぶ動きが広がりつつある――。こうした現象が起きている背景には何があるのか。
テレワークやハイブリッドワークはパンデミックを経て一般的な働き方となったが、それを前提とした求人が減少傾向にあるという。テレワークやハイブリッドワークの求人が減少している要因とは。
オフィスワークとテレワークを組み合わせる「ハイブリッドワーク」が働き方の一形態として定着した一方、ハイブリッドワークに対する不満が噴出している。ハイブリッドワークがうまくいかない要因は何なのか。
働く場所や時間を自由に変えたり、集中を要する仕事に取り掛かれたりできるのがテレワークの魅力だ。だがそこにはデメリットもある。デメリット7つを紹介する。
TeslaのCEOイーロン・マスク氏が従業員に向けて、今後はテレワークを認めない方針を示したことが波乱を呼んでいる。専門家の見解は。
TeslaのCEOイーロン・マスク氏は従業員に対して、今後はテレワークを認めない方針を示した。自社Webサイトのキャリアページに掲載していたテレワーク求人も現在はなくなっている。決断の影響は。
RDPセッションが利用できなくなる原因は幾つかある。問題の原因を特定して再び利用できるようにする方法と、問題が解決しない場合の“最終手段”を説明する。
RDPセッションがフリーズし、仮想デスクトップが利用できなくなる原因の一つに、ホストの「メモリ不足」がある。メモリが不足していないかどうかを確認する方法と、その解決方法を説明する。
在宅勤務などのテレワークをする従業員が急増した場合、IT部門はテレワーク中の従業員の業務用端末をどう用意し、どう管理すればよいのか。端末運用の課題と解決策を探る。
突然の在宅勤務を始める従業員がつまずきやすいポイントは「自宅のインターネット回線」そして「孤独で不安な状況で働くこと」だ。これらの課題に配慮するための方法とは。
エンドユーザーはリモートアクセスにより、ネットワークに接続されているコンピュータやアプリケーション、ファイルサーバにあるデータなどに、さまざまな場所からアクセスできる。リモートアクセスを取り入れることで、企業はテレワークを実現しやすくなる。
場所に関係なく最良の人材を採用したり、従業員がチームやオフィスを横断したコミュニケーションを取ったりすることにも、リモートアクセスは役立つ。IT管理者が離れた場所からエンドユーザーのデスクトップに接続し、システムやソフトウェアの問題解決を支援するといった使い方も可能だ。
リモートアクセスを実現するための要素技術として「インターネットVPN」(VPN:仮想プライベートネットワーク)がある。インターネットVPNは、閉域網と比較して安全性の低いインターネットで、暗号化などのセキュリティ対策によるネットワーク保護を実現する。エンドユーザーがインターネットVPNを利用してリモートアクセスを実施するには、一般的にはVPNサーバに接続するためのVPNクライアントを導入する必要がある。
「リモートデスクトップ」も、リモートアクセスのための要素技術の一つだ。ユーザー企業の従業員はリモートデスクトップツールを利用して、社外から企業のネットワークに接続したり、業務アプリケーションを利用したりできるようになる。エンドユーザーが使うクライアント端末には、社内のシステムとの接続や通信を可能にするためのクライアントソフトウェアをインストールする必要がある。例えばクライアント端末でリモートデスクトップに接続すると、離れた場所にあるデスクトップと同じ画面を表示できる。