「ハイパーコンバージド(HCI)/コンポーザブルインフラ」の仕組みやメリット、課題とは?

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「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)とは

 ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は「x86」サーバに、ストレージやネットワークといったハードウェアと、サーバ仮想化をはじめとするソフトウェアを組み合わせた製品だ。主要なHCIはこれらの各要素を、ソフトウェアで一元管理できるようにする。(続きはページの末尾にあります)

ハイパーコンバージド(HCI)/コンポーザブルインフラ関連の技術解説

HCIによる“ストレージ以外”の削減効果とは?

データセンターの消費電力量とコストを削減するために、企業には何ができるのか。削減効果を生みやすい改善ポイントは。

(2023/2/2)

CPUだけの時代に終わりを告げる「DPU」「スマートNIC」とは何か?

半導体ベンダーが「スマートNIC」に注力する背景にあるのは、CPUだけでは企業のニーズを満たせない現実だ。「DPU」を提供するNVIDIAの製品展開からもその点が分かる。DPUやスマートNICで何が変わるのか。

(2022/8/5)

コンテナ時代でも進化を続けるサーバ仮想化、7つのトレンド

すっかり影が薄くなったサーバ仮想化だが、進化や改善が終わったわけではない。クラウドやコンテナといったイノベーションの中で生まれたサーバ仮想化のトレンドを紹介する。

(2022/4/27)

「vPro」搭載PCは普通のPCと何が違う? テレワークを狙う攻撃に焦点

第12世代のIntel Core向け「vPro」は、ファームウェアからOS、メモリに至るまで幅広いセキュリティ機能をそろえるとIntelは強調する。具体的には、どのような機能があるのか。

(2022/4/1)

ROBOでVMを動かすなら「HCI」(ハイパーコンバージドインフラ)を検討すべし

ROBOでVMを稼働させようとしている企業のIT担当者が、管理負荷の軽減に活用できる製品分野には何があるのか。主要な製品分野を整理する。

(2022/3/22)

ファン不具合でサーバ加熱も 止めていた「HCI」の再稼働時に注意すべきこと

オフィス出勤再開とともに取り組みたい「HCI」のチェック。セキュリティを含めたソフトウェア更新から細かいパーツの動作確認まで、チェック対象はさまざまだ。IT管理者のやるべきことをまとめた。

(2022/3/10)

コロナ禍で止めていた「HCI」を再び安全に動かす方法とは?

コロナ禍の収束を見込み、企業は徐々にオフィス出勤を再開。従業員が自宅で働いていたとき“眠っていた”「HCI」は大丈夫なのか。HCIの状態をチェックするポイントを紹介しよう。

(2022/2/24)

「自作HCI」が「構築済みHCI」より“安い”とは言えないこれだけの理由

HCI導入を計画する際に十分な予算を確保できないときは、HCIを自前で構築することも選択肢になる。ただしその場合はメリットとデメリットを十分に踏まえておこう。落とし穴には注意が必要だ。

(2021/9/17)

「サーバの安定性」を求めるなら確認すべき、サーバ選びのポイントとは?

フォームファクターやハードウェアリソースに加えて、サーバ選定では運用に関する視点も欠かせない。安定運用のために評価すべきサーバの機能とは。

(2021/6/2)

HCIの主要コストがすぐ分かる「TCO計算チェックリスト」

「HCI」(ハイパーコンバージドインフラ)製品の導入を検討する企業は、各製品のTCOを比べると、自社に適した製品を選びやすくなる。TCOを計算するにはどうすればいいのか。まず確認すべきチェックリストを示す。

(2021/5/14)

「コンポーザブルインフラ」の用途と、“ただの箱”にしないための準備とは

コンポーザブルインフラにはストレージのリソース配分を最適化したり、運用管理を自動化したりできるメリットがある。ただし、ただ導入すればよいわけではない。導入時に考慮すべき点とは。

(2020/10/13)

「NAS」「SAN」「DAS」と「コンポーザブルインフラ」の基本的な違いとは?

「NAS」「SAN」「DAS」といった従来のストレージアーキテクチャに加え、近年は「コンポーザブルインフラ」が登場した。NAS、SANを紹介した前編に続き、本稿はDASとコンポーザブルインフラを紹介する。

(2020/10/6)

いまさら聞けない「NAS」と「SAN」の基礎 両者の違いとは?

「コンポーザブルインフラ」のような新たなインフラが登場しても、「NAS」や「SAN」といった従来型のストレージシステムが不要になるわけではない。NASやSANのメリットとデメリットをあらためて確認しておこう。

(2020/9/29)

サーバの「クラスタ化」「アウトオブバンド管理」「仮想化」とは?

ハードウェア側の進化とともに、サーバの進化は運用管理の分野にも及んだ。未来のサーバを考える上でポイントになる点とは。

(2020/8/25)

在宅勤務を快適にするには「VDI」を構築すべきこれだけの理由

在宅勤務などのテレワークを実践する企業が、「VDI」を導入すべき理由が幾つかある。どのような利点があるのだろうか。

(2020/7/9)

今すぐコンポーザブルインフラに手を出すべきではない理由

コンポーザブルインフラによってコンピュータのあらゆる構成要素を動的に再構成できるようになれば、ワークロードに最適なリソースを割り当てられるようになる。だがデメリットもある。

(2020/6/1)

データセンターの非効率性を解決するコンポーザブルインフラ

構成が固定的なハードウェアでは、現在の複雑なワークロードを効率的に処理できない。そこで登場したのが異種(ヘテロジニアス)コンピューティングだったが、これも十分ではなかった。

(2020/5/18)

「コンポーザブルインフラ」とは何かを理解する7大基礎用語

「コンポーザブルインフラ」によってアプリケーションの実行環境の構築がどのように変わるのか。「HCI」「IaC」とは何が違うのか。それらを知るための基礎用語を解説する。

(2020/5/14)

「コンポーザブルインフラ」を基礎から理解するためのキーワード“7選”

「コンポーザブルインフラ」とはどのようなインフラなのか。関連用語の理解を通じて、コンポーザブルインフラが意味するものと、インフラ運用にもたらす変化を考察する。

(2020/1/22)

「分離型HCI」とは何か? HCIの原型から進化したポイントは?

最近のHCIは従来型のHCIとは異なる存在のように見える。その意味するところは何か、従来型と最近のHCIの違いを説明する。

(2019/12/27)

HCIのメリット

 サーバ仮想化技術と統合管理機能を備えている点が、HCIの特徴だ。サーバ仮想化技術によって、サーバとストレージ、ネットワークの各リソースを、プールされたリソースとして扱えるようにする。統合管理機能で、これらのプールされたリソースをさまざまなワークロード(アプリケーション)向けに分割し、配備できる。

 異なるハードウェアが混在するインフラでは、複数の異なる管理ツールを利用する必要があることが一般的だ。その場合、一部のハードウェアの管理が不十分になったり、有効利用できなかったりする場合がある。統合管理機能を備えたHCIは、こうした課題を解決する。

 HCIはスタンドアロンのアプライアンスとして扱える。他のHCIと組み合わせると、インフラを迅速かつ簡単に拡張できる。