Windows Server 2008の新ツールでサーバ履歴を分析サーバトラブル解決に

Windows Server 2008のユーティリティ「Reliability and Performance Monitor」は、サーバの履歴をチェックし、問題を引き起こしたイベントを特定するのに役立つ。

2008年07月02日 08時00分 公開
[Brien M. Posey,TechTarget]

 サーバの履歴を調べるには、イベントログを検査するのが一般的な方法だ。しかし残念なことに、イベントログに含まれる情報量が不十分であったり、逆に情報が多過ぎるために本当に必要な情報を探し出せないかのどちらかであることが多い。もちろん、サーバの履歴を確認するだけであれば、何時間もかけてイベントログを丹念に検査するには及ばない。

 幸いにも、Microsoftはわれわれの苦労を理解してくれたようだ。Windows Server 2008には「Reliability and Performance Monitor」というユーティリティが付属している。このツール(Windows Vistaにも含まれる)は、サーバの履歴をチェックし、問題を引き起こしたイベントを特定するのに役立つ。実際、わたしも最近、仕事で使っているサーバの1台で起きた問題の原因を特定するのにこのツールを利用した。

 このユーティリティにアクセスするには、サーバの「Administrative Tools」メニューから「Reliability and Performance Monitor」コマンドを選択する。Reliability and Performance Monitorが開くと、サーバの現在のパフォーマンスデータを示した幾つかのグラフが表示される(図A)。

図A《クリックで拡大》

 このパフォーマンスデータも役立つが、サーバの履歴を知りたいのであれば、コンソールツリーから「Reliability and Performance」→「Monitoring Tools」→「Reliability Monitor」を選択する。すると図Bのような画面が現れる。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...