IIS 7.0と仮想化に続き、.NET FrameworkもServer Coreロールとして追加されるようだ。Server Core特集の最終回では、サーバロールの魅力と問題点を紹介する(Server Core特集のPart1はこちら、Part2はこちら)。
Windows Server 2008の最小インストールオプションである「Server Core」は「セットアップしてすぐに使える」という触れ込みだが、専門家らは、Microsoftが言うほどその管理は容易なのかという疑問を抱いているようだ。
Server Coreインストールオプションは基本的に、Windows Server 2008のOS機能のうち、特定のサーバロールを実行するのに必要でないものをすべてそぎ落としたバージョンだが、Server Coreのロール(機能)は次々と追加されている。
Microsoftは2007年5月、DNS、DHCP、Active Directory、Active Directory Lightweight Edition、Windows Media Servicesに追加する形で、IIS 7.0と仮想化をServer Coreロールとして追加した。
MicrosoftでWindows Serverチームのプロダクトマネジャーを務めるウォード・ラルストン氏によると、同社では現在、.NET FrameworkをServer Coreロールとして追加する作業を進めているようだ。これにより、ITマネジャーは、WebサーバであるIIS 7.0のフル機能を活用するとともに、PowerShellをスクリプティング言語として利用できるようになるという。
サーバロールの追加に対して、Windows Server 2008をテストしている人々の間では、「Microsoftがやっているのは改良なのだろうか、それともサーバロールの最小インストールオプションであるべきServer Coreを複雑化しようとしているだけなのか」といった疑問の声も上がっている。
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