日本アイ・ビー・エムがテープドライブの新製品を発表。業界最速クラスの毎秒160Mバイトのデータ転送速度を実現するとともに、強固なセキュリティ機能を備える。
日本アイ・ビー・エムは7月31日、大容量テープドライブの新製品「IBM System Storage TS1130 テープ・ドライブ」を発表した。同社の従来製品に比べデータ転送速度が54%向上しており、業界最速クラスの転送速度を実現するという。
IBM System Storage TS1130 テープ・ドライブはLTO Ultrium4(LTO第4世代)に準拠し、データ非圧縮時で最大160Mバイト/秒の高速データ転送が可能。また、1カートリッジ当たり非圧縮時で1Tバイト、3:1圧縮時で3Tバイトの大容量データを記録できる。
同製品はドライブ自体に暗号化機能を組み込んでいるため、データ暗号化時のデータ記録のパフォーマンス劣化を抑えることができる。また、データの暗号化のみならず、データ暗号化で作成された共通鍵の暗号化も行うため、より強固なセキュリティを確保できるという。さらに、一度書き込んだデータの変更・上書き・消去が不可能なWORM(Write Once Read Many)形式のテープカートリッジをサポートし、不正なデータ改ざんを防止する。
同製品は、9月5日より出荷を開始する。価格は711万8790円(税込み)からとなっており、日本アイ・ビー・エムおよび同社のビジネスパートナー経由で販売する。
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