2009年03月11日 08時00分 公開
特集/連載

データセンターの過熱問題――ネットワークスイッチに要注意吸排気の方向が冷却の鍵を握る

サーバは前面から空気を吸い込んで背面から排気するが、スイッチ製品はポート密度を優先するため、側面から吸気して反対側の側面から排気するものが多い。このことが、スイッチの過熱の原因になる場合がある。

[Mark Fontecchio,TechTarget]

 データセンター内でホットアイルとコールドアイルを設けるレイアウト方式は、サーバにうってつけだ。サーバは前面から空気を吸い込み、背面から排気するからだ。しかし、データセンターコロケーションサービスの提供会社Lifeline Data Centersの共同オーナー、アレックス・キャロル氏は、ネットワークスイッチを並べて配置すると、異常な過熱が発生する場合があることを思い知らされた。

 キャロル氏によると、同社の大口顧客の一部は半ダース以上のCisco Systems製ネットワークスイッチを並べて設置していた。これらのスイッチは一方の側面から吸気して反対側から排気するため、問題が生じてしまった。

 「彼らはスイッチを開放型ラックに設置していたが、スイッチが横に並んでいたため、どのスイッチも排気が隣のスイッチの吸気口に吹き込んでいた」と同氏。「このように排気と吸気が繰り返されていき、3、4台目以降のスイッチは非常に高温になっていた」

 このように吸排気の方向がサーバと異なるIT機器をどう扱うかは、データセンターでよくある課題だ。米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)のような団体は、ホットアイルとコールドアイルを分離する設計を採用し、ラック列間の通路を挟んでサーバの前面同士、背面同士が向き合うようにラックを配置することを勧めている。しかし、こうした配置をネットワークスイッチに適用すると、トラブルが発生する恐れがあるわけだ。

側面吸気/側面排気方式が使われる理由

ITmedia マーケティング新着記事

news074.jpg

SDGsの取り組みが認知されると、生活者の7割が行動を起こす――電通PR調査
SDGsの認知率は約4割。前年比15.6ポイント増と大きく伸長しています。今企業が取るべきア...

news162.jpg

「中古品の購入・使用への抵抗感」が増加 コロナ禍の影響か――メルカリ調査
メルカリによる定点調査。利用者が増え続けるフリマアプリですが、コロナ禍の消費者心理...

news144.jpg

「BOTANIST」を生んだI-neが上場 強いブランドの秘密とは?(無料eBook)
「BOTANIST」運営のI-neが東京証券取引所マザーズに上場。テクノロジーとマーケティング...