NECは、サーバ仮想化ソリューションの販売促進を中小企業向けに強化する。サーバ仮想化製品のオールインワンパッケージ販売、パートナーを含めた技術サポート要員の増強および仮想化製品割引キャンペーンを実施する。
NECは2月1日、サーバ仮想化ソリューションの販売促進を中小企業向けに強化すると発表した。その中で、仮想化ソリューションの基本構築サービスをパッケージ化した「仮想化セット」を新たに製品化し、2月3日から販売する。
仮想化セットは、ラックタイプのIAサーバ「Express5800シリーズ」、ヴイエムウェアの「VMware vSphere」またはマイクロソフトの「Hyper-V」といった仮想化ソフトウェアおよび基本構築サービスを一体化したオールインワン製品。仮想化ソフトおよびゲストOS(Windows Server 2008仮想サーバ)のセットアップ、仮想化基盤を管理するためのGUIをインストールした端末も標準で提供する。
ラインアップは、ユーザー企業の規模に応じて、エントリーモデル、ベーシックモデル、アドバンスドモデルの3種類。今回は中小企業を対象にしたエントリーモデルについて、販売店/パートナーを通じて販売する。エントリーモデルでは、サーバ仮想化製品を初めて導入する企業でもすぐに利用できるよう、最小構成のサーバとソフトウェアおよび基本構築サービスを一体化している。同モデルの販売価格は280万円(税別)から。
そのほか、技術サポ-ト力の強化策として、ヴイエムウェアの認定技術者資格「VCP」(VMware Certified Professional)、Hyper-Vに関するマイクロソフトの認定技術者資格(MCTS)の保有者を今後1年間で現状の200人から600人に増やす。これにより、サーバ仮想化製品に関するコンサルティングや導入支援、保守/運用サポートにおいて、きめ細かいサービスを提供するとしている。販売店/パートナーとの連携においては、「Express5800仮想化プラットフォーム技術認定制度」を新設し、NEC製サーバを活用した仮想化システムの提案・構築の知識を有する技術サポート要員を育成する。2010年度中に300人以上の認定技術者を育成する予定だ。
併せて、NEC製ブレードサーバ「Express5800/SIGMABLADE」やストレージ「iStorage」、仮想化ソフトウェア「VMware vSphere 4」などの仮想化関連製品を通常価格の約40%で購入できる仮想化導入促進キャンペーンを同日から実施する。
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