企業が重要なサーバやリソースの仮想化を進めるにつれ、セキュリティが大きな問題になってきている。
最近、私がTwitterでフォローしているうちの2人の間で、短いが興味深いやりとりがあった。「以前は、ストレージについての会話が、必ず仮想化の話に行き着いた。今は、仮想化/クラウドについての会話が、必ずバックアップやセキュリティの話に行き着く」と、米EMCのシニアvSpecialist、エド・サイペッチ氏がツイート。VARの米Chiの副社長、グレッグ・ニーリーメン氏が、次のコメントを付けてこれをリツイートした。「同感」
私も同感だ。記者として仮想化を担当し始めて以来、私の会話も同じように、かつてはハイパーバイザーの話に行き着いたが、今では、基盤となるインフラへの不安の話に行き着くようになっている。サイペッチ氏も言うように、その中でも特にデータセキュリティが大きな焦点となっている(仮想環境のバックアップもそうだが、これはほとんど別のテーマなので、本稿では触れない)。
サイペッチ氏やニーリーメン氏、私の経験や感想は個人の事例だが、ネットワーキングの専門家300人弱に対する米Network Instrumentsの最近の調査は、セキュリティを優先課題と位置付ける企業は、仮想化率が高い傾向があることを示している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
クラウド利用が当たり前となった今日、セキュリティ対策もまたクラウド環境に適したものでなくてはならない。とはいえ、大量のデータポイントが生成されるクラウド領域にあって、その全てのポイントを網羅するのは並大抵のことではない。
ビジネスでのAPI利用が進むにつれ、そのAPIを標的としたサイバー攻撃も増加している。それらに対抗するためには、「シャドーAPI」や「ゾンビAPI」を洗い出し、セキュリティ対策を徹底する必要がある。その正しい進め方を解説する。
ある調査で企業の61%がセキュリティ優先事項のトップ3に挙げるほど、重要度が高まっているアイデンティティー管理・保護。その中で昨今注目されているのが「IGA」というアプローチだ。そのメリットや、導入方法を解説する。
DX推進によってさまざまなビジネスシーンでデジタル化が加速しているが、そこで悩みの種となるのがセキュリティの担保だ。リソースやコストの制限も考慮しながら、DXとセキュリティを両輪で進めるには何が必要になるのか。
サイバー攻撃が巧妙化し、セキュリティチームとSOCは常に厳戒態勢を取り続けている。さらにデジタルフットプリントの拡大に伴い、セキュリティデータが絶え間なく往来する事態が生じている。このような状況に対応するには、SOARが有効だ。
数分でデータを人質に 進化するランサムウェアに有効な「第2世代EDR」とは (2025/3/4)
クラウドサービスの脆弱性をどう解消する? 安全な開発環境を構築するヒント (2025/3/4)
「複雑、高額、難しい」を変える中堅・中小向けSASEのメリットを解説 (2025/2/10)
「Box」に移行してもなくならない「お守り仕事」を根本から効率化するには? (2025/1/23)
これからのセキュリティ対策に必要な「防御側の優位性」、AIはどう実現する? (2025/1/22)
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...