goo検索でマルウェア感染していないサイトが判別可能に――ベリサインシールの導入効果NEWS

Wabサイトの安全性を証明するベリサインシールが、gooの検索画面上で表示されるようになった。マルウェア感染していないWebサイトが一目で分かる。

2011年01月14日 12時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 日本ベリサインとNTTレゾナントは1月13日、NTTレゾナントが運営するポータルサイト「goo」のWeb検索結果に、ベリサインが提供する「ベリサインシール」を表示する仕組みを搭載したと発表した。ベリサインシールを利用しているWebサイトはgooのWeb検索結果でサイトの安全性が証明され、ユーザーはマルウェアなどに感染していない安全なサイトを一目で把握できる。

alt gooのWeb検索でベリサインシールを利用しているサイトを検索した場合の結果例
alt ベリサインセキュアドシール(画像=上)とVeriSign Trust Seal(画像=下)

 ベリサインシールは、ベリサインのSSLサーバ証明書によってサイト運営者の実在性が認証されたWebサイトに張り付けられる「ベリサインセキュアドシール」と、企業の実在性確認とマルウェアスキャンなどの機能を備える製品「VeriSign Trust Seal」を合わせた総称である。

 ベリサインが調査会社マクロミルに依頼した調査(2010年12月実施)では、対象者の5人に4人が検索結果にベリサインシールが表示されているWebサイトのリンクを、同シールが表示されていないWebサイトのリンクよりもクリックしたいと回答するなど、高い信頼性を得ているという。また、VISマーケティングによるアイトラッキング(Webサイト閲覧者の眼球の動きを測定する)調査では、検索画面にベリサインシールが非表示の場合と表示された場合とでは、後者の方が該当のリンクへの興味(滞留時間など視覚的な動き)が顕著に表れていた。

 ベリサインでは、Gumblar攻撃など昨今のWebサイト改ざん被害状況を受け、検索画面でサイトの安全性を証明する仕組み作りを普及させることで、ユーザーが安心してWebサイトにアクセスできる環境を提供していきたいとしている。またベリサインシール自体のパフォーマンスも、表示までの時間を78%短縮するなど、サイト運営者への利点を向上させている。

関連ホワイトペーパー

検索 | マルウェア | 認証 | サーバ | SSL


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news071.jpg

「生成AIの普及でSEOはオワコン」説は本当か?
生成AIの普及によりSEOが「オワコン」化するという言説を頻繁に耳にするようになりました...

news067.jpg

ボストン コンサルティング平井陽一朗氏が語る 日本企業のイノベーションを阻む「5つの壁」
企業の変革を阻む5つの壁とそれを乗り越える鍵はどこにあるのか。オンラインマーケットプ...

news175.jpg

日清食品がカップ麺の1〜5位を独占 2024年、最も手に取られた新商品は?
カタリナマーケティングジャパンは、カタリナネットワーク内小売店における年間売り上げ...