帝国バンクは2月24日、主要44業界50分野の2011年度業界天気図と各業界のポイントを発表した。業界天気図とは、各業界の生産や販売、売り上げ、収益動向などから景況感を総合的に判断したもの。最も景気が良い状態を「快晴」とし、以下「晴れ」「薄日」「曇り」「小雨」「雨」、最も景気が悪い状態を「雷雨」の7段階で表している。
この天気図によると、医療・福祉関連サービス(介護サービス・有料老人ホームを含む)は、2010年度と同じ「曇り」。そのポイントは、「従事者の処遇改善が図られているが、他業界の雇用改善で人手不足は否めない。2012年の制度改正に向けて新サービスの検討時期」にあるとしている。また、医薬品製造分野では、収益源である新薬の特許が2010年前後に切れ、収益が悪化したことで「薄日」から「曇り」に、ドラッグストア分野では、大手のグループ化により中堅以下の企業が厳しい状況にあるなど、2010年度同様「小雨」状態だと分析している。
さらに、2010年度と比較して天気が改善したのが15分野、横ばいが30分野、悪化は5分野となっており、総体的には改善に向かっているとしている。しかし、50分野中22分野が小雨〜雷雨の「雨模様」であり、帝国データバンクでは「海外の需要が増えてはいるものの、長期化する円高が影響して収益が上がらない状況にある」ことがその要因にあるとしている。
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