中堅・中小企業の間でNASの導入が加速している。その理由は機能の充実や容量、価格面だけでなく、企業が求めているストレージ要件に合致し始めた点にあるようだ。
前回の「中堅・中小企業向けNAS市場が活況化した理由」に引き続き、市場が活況を呈してきた中堅・中小企業(SMB)向けNAS(Network Attached Storage)の魅力に迫る。
米CheckSpring銀行で技術運用担当副社長を務めるジョシュア・ガルシア氏の場合、機種選択の決め手となったのは価格だった。同氏は既存の「EMC CLARiiON」が容量の限界と使用寿命に近づいたために、NASマシンの購入に向けて選定作業を開始した。最初に候補に上った製品は価格が高くて予算内に収まらなかったため、他の選択肢を検討することにしたという。「そのときに知ったのが米NetGearの『ReadyNAS 3200』(以下、ReadyNAS)だった。価格が半分なのに必要な機能を全て備えていたので、すぐに購入を承認できた。妥協したのは、読み書き速度がやや劣るという部分だけだった」と同氏は話す。
ガルシア氏によると、NASユニット1台分として想定していた価格とほぼ同じ費用で2台のNetGear製品を購入でき、1台は本社に、もう1台はディザスタリカバリサイトに配備したという。
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