初期インフラコストは高く、投資効果が現れるまでに数年を要するVDIに比べ、手軽に導入できコストも安価なDaaSが注目を集めている。
2012年にデスクトップ仮想化を検討するIT部門もあるだろうが、企業におけるクラウドベースのアプリケーションの利用拡大は、仮想デスクトップインフラ(VDI)をテストしようという意欲に水を差すことになるかもしれない。この状況は、DaaS(Desktop as a Service)にとって追い風になる可能性がある。
クラウド上でホストされた仮想デスクトップは、以前からVDIに対抗する低価格な選択肢であったものの、広範に利用されていたわけではない。それは主として、クラウドのセキュリティが不十分だという懸念によるものだ。しかしITのコンシューマー化、そしてクラウドサービスへの信頼の高まりというトレンドは、クラウドベースのVDIに対するITマネジャーの警戒心を和らげることになりそうだ。
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