プライベートクラウドのエンドユーザー活用とセキュリティ対策プライベートクラウド構築で役立つサードパーティー製品【前編】

プライベートクラウドの構築で欠かせないセルフサービスポータルと、クラウド専用のセキュリティ対策製品を紹介する。

2012年01月30日 09時00分 公開
[Bill Claybrook,TechTarget]

 プライベートクラウドでは、アプリケーションの移動、仮想マシンプロビジョニングの自動化、環境の監視といった作業のためにサードパーティーのツールが必要になる場合がある。他にもサービスカタログ、セキュリティ、ストレージの3分野でサードパーティーツールを活用できる。

 サービスカタログあるいはセルフサービスポータルは、プライベートクラウドの要といえる。利用可能なクラウドサービス一覧の選択肢を提示し、エンドユーザーの手にそのパワーを委ねる。しかしサービス利用に対する適切な管理や監視が行き届かなければ、クラウドはコントロール不能に陥りかねない。

 セキュリティはあらゆる仮想環境において重視され、クラウドも例外ではない。だがネイティブのセキュリティ対策では不十分なこともあり、従来型のセキュリティ対策ではクラウドを適切に守れない可能性もある。クラウドのストレージ能力は無限にも思えるが、実際には管理ミスや不適切な割り当てが原因となって、ストレージ利用の増大につながりかねない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news034.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年2月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news183.png

LINE公式アカウントを活用した営業・カスタマーサポート向けビジネスチャットサービス「BizClo」でできること
企業担当者から顧客へワンツーワンのデジタルコミュニケーションの円滑化と組織管理を行...

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...