京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は5月9日、2013年4月に新設された創価大学看護学部が、同社の電子教科書配信サービスを導入していることを発表した。
創価大学では、看護学部の開設に当たり「ICT化が急速に進む医療・看護の場において、そのニーズに対応できる看護師を育成したい」「いつでもどこでも学習できる環境を用意したい」と考えていた。その実現のため、同大学は看護学部の新入生全員にノートPCを貸与。また「より良い学習環境を作って、意欲的に勉学に励んでもらいたい」という理由から電子教科書配信サービスの導入を決めたという。
KMSIが提供する電子教科書配信サービスでは、大学の講義で使用する教科書や教材を電子化して配信する。京セラコミュニケーションシステムの「BookLooper」を基盤にしており、メモやマーカー、全文検索などの学習支援機能や電子書籍のDRM(デジタル著作権管理)、決済機能などを備えている。また、複数の出版社から提供されたコンテンツをセキュリティを確保して管理。閲覧ページや時間などの詳細な学習ログを取得することで、最適な教育教材の開発などにも役立てられるという(関連記事:元オバマ政権CIO、次は教育を“チェンジ”)。
KMSIによると「“保持する教科書は紙で、日常の授業は電子で”など用途に合わせた学習環境を提供できる」という。また、マルチデバイスに対応。さらにダウンロード方式によって、PCやiPad、iPhone、Android端末などで、教室や図書館、自宅など時間や場所を問わず閲覧可能だとしている。
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