iPadで授業を変えた学習塾、「板書時間」から「考える時間」へ授業時間を3割短縮、「覚える」「解く」を授業内で徹底

学習塾運営の俊英館は、iPadの導入で授業スタイルを急速に変化させている。iPad導入の経緯や具体的な導入効果について、同社担当者である小池幸司氏が明らかにする。

2013年05月29日 08時00分 公開
[鳥越武史,TechTargetジャパン]

 108台のiPadを授業で活用する、学習塾運営の俊英館。同社は生徒の考える力を育てるための教育力強化や授業の効率化のためにiPadを導入し、授業スタイルの変化などの具体的なメリットを得ているという。本稿は、2013年5月に開催された「第4回 教育ITソリューションEXPO」で講演した、俊英館のマーケティング部長である小池幸司氏の話をまとめた。小池氏は、情報システム管理者としてiPad導入を主導した。

 「教育機関でのiPad導入」と聞くと、生徒がiPadを使う様子を思い浮かべる人が多いかもしれない。俊英館の場合はそうではなく、iPadを使うのは講師だ。講師がiPadに問題などの画面を表示。その内容をプロジェクターに投影したり、iPadに書き込んだ内容を即時にプロジェクターに反映したりして授業を進めている。

iPad導入の経緯:学習指導要領変更が導入を後押し

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