精神科特有のオーダー機能を搭載。精神科のワークフローに適しており、文書作成・管理などの業務も軽減できるという。
京セラ丸善システムインテグレーション(以下、KMSI)は5月30日、精神科病院向け電子カルテシステムの最新版「MEDIC EHR/P Ver.5」(MEDIC EHR/P)を発表した。
2008年に開発・販売されたMEDIC EHR/Pは、精神科特有のオーダー機能や、医療行為に応じたテンプレートや帳票などの記録・作成時に専門用語や文例の候補を表示するなどの入力支援機能を備えている。
精神科医療では医師や医療スタッフが協力し、患者やその家族と時間をかけて信頼関係を築くことが重要になる。しかし、医師や医療従事者は不足しており、精神科病院では精神療法や分析療法の記録、公文書など精神科特有の多くの書類作成などの業務を効率化し、スタッフ1人ひとりのサービスの質を高めるツールが求められている。KMSIによると、MEDIC EHR/Pはそうした文書作成、文書管理にかかる時間や煩雑な業務を軽減するなど精神科のワークフローに適しているとしている。
今回からWeb標準規格に対応してInternet ExplorerやFirefoxなどの標準ブラウザで動作し、タブレット端末などでもシステムの利用が可能になった。6月1日から販売を開始する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
遠隔医療体制を構築する際は、患者や通常業務への影響を押さえながら進める必要がある。パンデミック下で一斉に遠隔医療体制を構築した2つの医療機関の例を紹介する。
オーストラリアでは処方箋の完全電子化が一般化しているが、制度確立までの道のりは平たんではなかった。完全電子化を阻んだ課題とその解決策とは。
コロナ禍を契機に、湾岸諸国では「デジタルヘルスケア」への移行が加速している。湾岸諸国におけるデジタルヘルスケア産業の重点投資分野とは。デジタルヘルスケア推進の”壁”とその対処法についても紹介する。
医療機関は膨大なデータを扱い、そのデータに基づいて重要な決定を下す場合がある。一方、データの質は低くなりがちだ。それはなぜか。データの品質を改善させるために必要な方策と併せて紹介する。
英国の国民保健サービスでイングランド地域を管轄するNHS Englandが、医療サービス向けの新データ基盤を構築している。この計画に英国市民団体が“待った”をかけたという。なぜなのか。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。