精神科特有のオーダー機能を搭載。精神科のワークフローに適しており、文書作成・管理などの業務も軽減できるという。
京セラ丸善システムインテグレーション(以下、KMSI)は5月30日、精神科病院向け電子カルテシステムの最新版「MEDIC EHR/P Ver.5」(MEDIC EHR/P)を発表した。
2008年に開発・販売されたMEDIC EHR/Pは、精神科特有のオーダー機能や、医療行為に応じたテンプレートや帳票などの記録・作成時に専門用語や文例の候補を表示するなどの入力支援機能を備えている。
精神科医療では医師や医療スタッフが協力し、患者やその家族と時間をかけて信頼関係を築くことが重要になる。しかし、医師や医療従事者は不足しており、精神科病院では精神療法や分析療法の記録、公文書など精神科特有の多くの書類作成などの業務を効率化し、スタッフ1人ひとりのサービスの質を高めるツールが求められている。KMSIによると、MEDIC EHR/Pはそうした文書作成、文書管理にかかる時間や煩雑な業務を軽減するなど精神科のワークフローに適しているとしている。
今回からWeb標準規格に対応してInternet ExplorerやFirefoxなどの標準ブラウザで動作し、タブレット端末などでもシステムの利用が可能になった。6月1日から販売を開始する。
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