「ROI達成を理由にしてはならない」
多くの企業が間違える「プライベートクラウドに不可欠な10の事実」
多くの企業が、「プライベートクラウド」を理解しておらず、正しく導入できていない。プライベートクラウドを導入するなら、本稿で紹介する10の事実を理解しておく必要がある。
現在、クラウドはあらゆる企業のテクノロジー管理戦略に不可欠な要素になっている。だが、周囲の雑音に耳を傾けずに、堅牢なクラウド戦略を立案するのは至難の業だ。
開発者やビジネスリーダーがパブリッククラウドを勧めるのは、安価だからではない。パブリッククラウドサービスから得られる自立性、機敏性、生産性を評価しているためだ。プライベートクラウドを目指すのであれば、開発者やビジネスリーダーが求めるこうしたエクスペリエンスを取り入れる必要がある。では、プライベートクラウドを運用すれば、優れたコスト効率を実現できるのだろうか。
Computer Weekly日本語版 11月5日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 11月5日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
答えは「イエス」だ。プライベートクラウドには非常に多くのメリットがある(例えば、スケーラビリティ、コストの削減、開発者のイネーブルメントなど)。ただし、こうしたメリットのほとんどは、無条件で得られるわけではない。
テクノロジーを管理するチームは、クラウドサービスのプロバイダーとして信頼されなければならない。この意識の変化は簡単ではない。社内のテクノロジー管理チームは生来、楽観的で、コストの削減を優先する傾向があり、クラウドをビジネスの成功を加速するための新しいテクノロジーと捉えることはあまりない。
Forresterが推奨するのは、プライベートクラウドに関する10個の事実をテクノロジー管理チームメンバーに周知徹底してから、プライベートクラウド戦略の立案に取り掛かることだ。これによってプライベートクラウドの価値を最大限に引き出し、チームの力を結集できるようになる。
事実1:「クラウド」と呼べばよいわけではない
クラウドという名が付けられているからといって、その環境が実際にクラウドに価するとは限らない。Forresterの調査では、北米やヨーロッパの企業の29%がプライベートクラウドを導入していると答えたが、実際の導入率は非常に低く、プライベートクラウド環境の中核をなす、セルフサービスアクセス、リソースの追跡と監視、完全な自動化という3要素を実現している企業はほとんどなかった。
事実2:プライベートクラウドという名前がさまざまな環境に使われている
Forresterがアンケート、取材、電話インタビューを行ったところ、プライベートクラウドに対する4種類のアプローチが浮かび上がった。それぞれが非常に異なる戦略に基づくため、対象範囲も結果もさまざまだ。各戦略の優先順位、予算、規模、成功の鍵、ベンダー選択基準、課題などは大きく異なる。
浮かび上がったアプローチは、
- 仮想化を重視するアプローチ
- テストと開発を主体とするアプローチ(IT部門主導の開発クラウド)
- 簡易パブリッククラウドアプローチ(利用者が利用者のために構築)
- 過渡クラウドアプローチ
の4種類だ。
事実3:運用効率よりも開発者のイネーブルメントを重視する
テクノロジー管理への投資でここ10年重視されていたのは、運用効率の向上だった。しかし、現代の先進企業の関心は、新しいテクノロジーを活用して、競合他社との差別化を図ることに移っている。
事実4:過渡的なハイブリッドクラウド戦略には時間がかかる
古いものを修正して新しいものに合わせるのは簡単なことではない。これを同時に行うのは困難で時間がかかるプロセスだ。開発者はそれだけの期間を待てるのだろうか。既存の全ての仮想化されたリソースを対象とする過渡的なアプローチは、長期的な戦略としては強力になり得るが、遅々として進まない。効率化の長期目標を設定しながらも、短期的には製品グループやマーケティンググループにリソースを動的に提供することが重要になる。
事実5:最も時間がかかるのは統合とプロセスの自動化
続きはComputer Weekly日本語版 11月5日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 10月22日号:次に市場から消えるのは誰?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
事例
[株式会社ラクス] どうすれば「変革を楽しむ組織」になれるのか? 事例に学ぶ、未来への一歩 -
製品レビュー
[デル・テクノロジーズ株式会社] 変化するサイバー脅威に備える、これからのストレージの選び方 -
事例
[サイボウズ株式会社] 受注約1.5倍と年間2万3000時間超の業務時間を削減、日機装に学ぶDX実践術 -
製品レビュー
[サイボウズ株式会社] 人材不足にどう挑む? ものづくり太郎が語る、製造現場でのAI活用成功の鍵 -
市場調査・トレンド
[グーグル・クラウド・ジャパン合同会社] 金融機関はAIエージェント導入でどう変わる? 7つの変化から19の事例まで解説
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
いまIBM iエンジニアが直面する「5つの技術的課題」とその解決策
-
2
RAGで「データをAIに送る」運用が限界を迎えている理由
-
3
Microsoft 365侵害企業の9割はMFA導入済み 1002人調査で見えた盲点
-
4
SAPの負荷増に苦しむZeissが「リアルタイム分析」「安定運用」を両立させた道
-
5
なぜ「Claude Code」拡張は消しても危ないのか? Cursorで不正版配信
-
6
「Kubernetesプラットフォーム」に関するアンケート
-
7
PHPはそもそも必要か? 脆弱性で問われる自社サイト安全性と保守負担のバランス
-
8
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
9
【基本情報技術者試験】データ消失リスクを防ぐ3つの「バックアップ手法」を比較
-
10
IT製品の導入に関するアンケート「セキュリティ」編
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
2
侵入から横展開まで27秒の脅威にどう立ち向かう? 防御のカギがEDRの理由
-
3
有識者が語る、中堅中小企業に求められる最新のサイバーセキュリティ対策とは
-
4
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
5
10G回線の真価をフルに享受するには? 導入前にチェックしたいポイント
-
6
なぜAIは組織で定着しないのか? 全社展開を阻む「3つの壁」と突破のヒント
-
7
パスワードレスへの移行で失敗しないためには? 導入・運用上の注意点を解説
-
8
自社のセキュリティ対策は大丈夫? 自己診断リストで対策の優先順位が分かる
-
9
ランサムウェア攻撃“究極の対策”はこれだ
-
10
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー