独占禁止法違反の調査も
「独占企業Google」に分社化を迫る欧州議会
Googleは検索市場における独占的な地位を利用して、他の事業にトラフィックを誘導しているのではないか? 欧州議会はGoogleの検索事業とそれ以外の事業の分離を目指す決議を採択した。Googleの対応やいかに?
欧州連合(EU)の欧州議会は2014年11月28日、加盟各国と欧州委員会(EC)に対して、EUのデジタル単一市場(digital single market)の成長を妨げる障壁を解消するよう要求し、決議を採択した。
Computer Weekly日本語版 1月21日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 1月21日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
この決議は明らかに米Googleに向けたものだ。欧州議会議員(MEP)たちは、インターネット企業がEUの独占禁止法を順守すること、検索エンジンと他の商業活動を組み合わせて同時に提供することを中止することによって優位な立場の乱用を防ぐことはぜひとも必要なことだと強調している。
決議は賛成384票反対174票で採択された。この決議の中で、デジタル単一市場はEU経済に対して年間2600億ユーロの売り上げが見込めるもので、さらにEU内の競争を活性化させると期待されている。ただし同時に、決議ではこの市場に対する課題についても警告している。例えば市場の細分化や相互運用性の欠如などが挙げられる。さらに地域や政治体制によって利用できるテクノロジーに不平等がみられるので、このリスクをさらに解決する取り組みも必要だと指摘している。
決議は「デジタル単一市場の競争的環境を確保するために、オンライン検索市場はとりわけ重要性が高い」と明言した上で、ECがオンライン検索業者に対して独占禁止法違反がないかどうかの調査に踏み切ったことを歓迎している。決議はさらにECに対して、「検索エンジン事業者が、検索と連携させている事業のマーケティングを乱用することのないように策を講じる」ように求めている。公正なオンライン検索結果を得ることの重要性を強調したものだ。
欧州議会議員(MEP)たちは次のように主張する。「検索エンジンによるインデックス化、評価、表示、ランク付けは、偏りなく、透明性の高い結果が得られなければならない」
Googleはヨーロッパで、オンライン検索市場において同社が圧倒的優位にあることを乱用しており、同社はユーザーが検索を実行した際のトラフィックを自社事業に誘導しているという申し立てがあった。そこでECはGoogleに対して4年間調査を実施する予定で、この2点が調査の核心となる。さらに、MEPはGoogleに対して以下の厳しい要求をしている。
続きはComputer Weekly日本語版 1月21日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 1月7日号:CIOがハマる5つの落とし穴
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
市場調査・トレンド
[AvePoint Japan株式会社] SCS評価制度の死角は“SaaSの中” クラウド標準機能では届かない領域とは? -
製品資料
[デジタルサーカス株式会社] 5分で分かる、「オープンソースCMS」比較ガイド -
製品資料
[デジタルサーカス株式会社] 1つのアプリを各国で運用 多言語モバイルアプリを簡単に開発・導入できる方法 -
製品資料
[ニュータニックス・ジャパン合同会社] 複雑化するKubernetes運用、VMとコンテナの二重管理を解消する方法は? -
市場調査・トレンド
[アルプス システム インテグレーション株式会社] 急増する高度なフィッシング詐欺 先回りしてブロックするには何が必要?
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
PHPはそもそも必要か? 脆弱性で問われる自社サイト安全性と保守負担のバランス
-
2
京王電鉄・東京メトロの被害から学ぶ境界防衛 ITの侵害はどこまで波及するか
-
3
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
4
「データ活用とAI活用の実態」に関するアンケート
-
5
PHP2Shellの「事前の情報流出」でパニックに パッチ公開を巡る“混乱劇”
-
6
「AIの粗悪レポート」で悲鳴 IntelやGoogleがバグ報奨金を止めた理由
-
7
パーソルHDが「SAP」で会計システム刷新 巨大グループの混乱をどう防いだ?
-
8
なぜ人はいるのにDXが進まない? ライオンも直面した“老害”レガシーシステム
-
9
シャトレーゼを悩ませる偽メール 混乱なしでBIMI導入とDMARC強化を実現した方法
-
10
「オフィス移転・刷新に伴うネットワーク環境の実態」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
5
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
6
「EDR」選定ガイド:比較・検討フェーズで整理すべきポイントを解説
-
7
10G回線の真価をフルに享受するには? 導入前にチェックしたいポイント
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
MDMだけでは防げない? Appleデバイスに潜む5つのセキュリティギャップ
-
10
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー