次々に登場している重要なITサービスを速やかに利用するには、まず既存環境を適切なレベルにまでアップグレードしておくことが不可欠だ。ITインフラが時勢に後れを取っていると、その企業自体が時代に取り残される。
ITのアップグレードは単に「実現できればすばらしいこと」ではない。事業基盤の技術面を戦略的に改善することと同義だ。
ただし、企業が2015年に取り組むITインフラプロジェクトの内容はハードウェア、ソフトウェア、人材に対して予算がどれだけ割けるかによって変わってくる。経済の回復基調に乗り予算も上乗せ傾向にあり、理にかなったプロジェクトであればゴーサインを出す企業が増えている。
米TechTargetが実施したITの優先順位に関する調査によると、「2015年にハードウェア予算が増額された」と回答したITリーダーが約47%に上ることが明らかになった。また回答者の48%は、ソフトウェア予算にはハードウェア以上の増額が認められたと答えている。「クラウド関連のプロジェクトに予算が新たに割り振られた」との回答も41%に上った一方で、2015年にITスタッフの予算を増額すると答えた企業は32%にとどまった。
また今回の調査から、北米企業のIT部門に所属する回答者の42%が、2015年にデータセンターインフラを何らかの形でアップグレードする予定であることが分かった。
回答で多く挙げられたプロジェクトは以下の通り。
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