学生の能動的な学習を促す「アクティブラーニング」に取り組む小樽商科大学。担当者の話を基に、同大学のアクティブラーニング導入の背景や効果を整理する。
教員の話をじっくり聞くだけの一方通行型の講義ではなく、学習者の能動的な参加を促す学習スタイルである「アクティブラーニング」に取り組む教育機関は少なくない。北海道小樽市に本拠を置く国立大学、小樽商科大学もその1つだ(写真1)。同大学は、学生のキャリア教育の一環としてアクティブラーニングに注目。IT製品を生かし、効果的かつ効率的なアクティブラーニングを実現すべく知恵を絞っている。
教育関係者向けのIT総合イベント「教育ITソリューションEXPO 2015」では、小樽商科大学でアクティブラーニングを推進する、商学部 社会情報学科 准教授/学長特別補佐の大津 晶氏が講演した。同大学は、どのような経緯でアクティブラーニングを導入したのか。アクティブラーニングに生かしているIT製品とは何か。アクティブラーニングの効果とは。大津氏の講演内容を基に紹介する。
山梨英和中学校・高等学校では、生徒の私物iPadを利用した「反転授業」に挑んでいる。同校の生徒は反転授業の効果や課題についてどう考えているのか。生徒自ら明かす。
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