企業は2020年のWindows 7延長サポート終了の準備を始めなければならない。そのとき、市場ではイブリッドデバイスの重要性が増しているという。ハードウェアの分野で今、何が起きているのか?
企業は、「Windows 7」の延長サポート終了に向けて今から準備を始めるべきだ。こうアドバイスするのは、ハイブリッドデバイスをIT戦略にどのように組み入れるかを調査している米Gartnerだ。
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これは、台湾ASUSの「ASUS Transformer」や米Microsoftの「Surface」などのハイブリッドデバイスの2015年以降数年間の販売予測に関する発表を受けてのアドバイスである。
Gartnerの予測では、2015年のハイブリッドデバイス出荷台数は前年比70%増の約2150万台になる見込みだ。
Gartnerの調査部長トレシー・ツァイ氏は次のように話す。「2015年出荷予定の2150万台のハイブリッドデバイスのうち、800万台はウルトラモバイルタブレット(一体型タブレット)、1350万台はハイブリッド型ウルトラモバイル(一体型着脱式コンバーチブル型ウルトラモバイル)になるだろう。つまり、ハイブリッド型ウルトラモバイルが、モバイルPC市場において前年比77%と最も大きく成長するだろう」
Gartnerによれば、ハイブリッドデバイスの売上高は、2015年のモバイルPC総売上高の12%だが、2019年には26%まで成長するという。
この成長はノートPCとタブレットのユーザーに負うところが大きい。どちらのユーザーも2つのフォームファクターの最も優れた部分を併せ持つ製品に買い換えることを考えている、とツァイ氏は付け加える。
「1つのデバイスでタッチとキーボードの操作性を備え、可搬性、生産性、柔軟性に優れることから、買い換えを考えるユーザーにとってはハイブリッド型のフォームファクターを備えたデバイスが魅力的だ」と同氏は話す。
Gartnerの報告によれば、ハイブリッドデバイスの人気は高まっているものの、多くの企業IT部門は、投資対効果検討書の作成に苦慮しているという。それは、社員が業務の多くにWindows 7 PCを利用しているためだ。
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