対策ツールも紹介
「デスクトップLinux安全神話」の穴を突く7つのセキュリティホール
Linuxのセキュリティ脆弱性は、Windowsでよく見られる一般的な問題とほぼ同じだ。だが、「Linuxだから大丈夫」と油断していないだろうか。社内ネットワークにLinuxシステムが1つでもあったら、本稿を読んで対策してほしい。
LinuxはデスクトップPCのOSでは主流ではなくニッチだ。だが、Linuxを使っている企業では、このOSは重要な役割を果たしている。こうした企業はデスクトップLinuxのセキュリティに気を付ける必要がある。
企業向け用途として、Linuxが役立つ場面があるのは確かだ。企業は特定のビジネスアプリケーションやエンドユーザーの要望をサポートするために、Linuxを使用している。しかし、Linuxは広く使われているデスクトップOSではない。デスクトップLinuxは、サーバやWindowsベースワークステーションほど注意が払われていないこともある。こうしたLinuxシステムの扱いはセキュリティ対策の甘さにつながる。多くの場合、セキュリティホールが無防備に放置されてしまう。
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見落としがち、Linux関連のセキュリティ対策
Linuxは、企業で使われる他のシステムと同じように管理して安全を確保する必要がある。デスクトップLinuxでそれを怠ると、大きなトラブルを招きかねない。以下のように、セキュリティ対策がずさんなWindowsで見られる問題と同様の、一般的な脆弱性を抱えることになり、社内ネットワークが危険にさらされる恐れがある。
・破られる恐れがある弱いパスワードを使っている
パスワードが破られると、別のシステム上のOSやアプリケーション、データベース内の情報が筒抜けになりかねない。
・システム監視に不備がある
データが漏えいしたり、知らないうちにネットワークに侵入されたり、関連する問題が発生する可能性がある。
・マルウェア保護がなされていない
社内ネットワークがマルウェアに感染する恐れがあり、感染すれば、社内ネットワーク上にボットネットが作られてしまうといった危険がある。
・不要なサービスが起動している
匿名FTP接続などによる機密情報の悪用や流出につながりかねない。
・ノートPCでディスク全体が暗号化されていない
機密情報が不適切に保存される可能性がある。
・パッチの適用が不完全
DoS攻撃を受けたり、「Metasploit」のようなツールを使って乗っ取られたり、脆弱なSSLプロトコルや暗号鍵を用いてネットワークスヌーピングを行われたりする恐れがある(訳注:スヌーピングは「のぞき見」の意)。
・NFS共有やSamba共有を開いている
ネットワーク上の誰もが、アクセス権限のないファイルにアクセスできてしまう場合がある。
Linuxのセキュリティ脆弱性の見つけ方
まず「NetScanTools Pro」(Windowsで動作する)や「Kali Linux」などのツールを使って、Linuxのセキュリティ脆弱性検査を行う。NetScanTools Proではポートスキャンや、Linuxおよび稼働しているサービスのバージョンの特定に加え、DNSや電子メール、さらにはパケット生成など、Linuxシステムに対する各種検査を行える。Kali Linuxには、考えられるほぼ全ての脆弱性スキャナ、侵入テストツール、フォレンジック分析ツールが含まれており、これらはLinuxのセキュリティ上の欠陥の発見と検証に威力を発揮する。
「Nexpose」や「GFI LanGuard」といった、以前から提供されている商用ネットワーク脆弱性スキャナを使って、Linuxシステムを検査することも勧める。こうしたツールは使いやすいので、短期間で多くの脆弱性が見つかるだろう。「Tiger」「Linux Security Auditing Tool(LSAT)」「Bastille UNIX」といったツールの助けを借りて、Linuxシステムを手動で分析する古き良き手法も効果的だ。
Linuxシステムのセキュリティ検査は、1回行えば済むものではない。全てのOS、アプリケーション、ネットワークシステムを対象とした包括的なセキュリティ検査プログラムの一環として、継続的に行わなければならない。
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