“放送部の甲子園”で準優勝に輝いた佐野日本大学中等教育学校。その活動を下支えしたIT活用の実態とは? 同校デジタル放映部の生徒と、顧問の安藤教諭が明かします。
“放送部の甲子園”ともいわれる、全国の高等学校生による放送コンテスト「NHK杯全国高校放送コンテスト」。その2015年大会の創作テレビドラマ部門で準優勝に輝いたのが、佐野日本大学中等教育学校(栃木県佐野市)の放送部に当たるデジタル放映部です。そんな同部の活動を支えたのは、チャット/テレビ電話アプリ「LINE」やドキュメントアプリ「Googleドキュメント」といったIT製品/サービスでした。iTeachers TV第29回には、同校のデジタル放映部に所属する同校4年生の橋本竜二さんと池亀真紀さん、顧問である安藤 昇教諭が登場。同部でのIT活用について詳しく説明します。
シナリオ作成のために部員全員が部室に集まり、役者は皆の前で演技練習を繰り返す――。同校のデジタル放映部はITを駆使し、放送部の映像制作で一般的なこうしたプロセスを見直しました。例えば、シナリオの議論にはLINEを使い、複数の部員がGoogleドキュメントで共同編集しながらシナリオを仕上げました。橋本さんは「シナリオ変更のたびに部室に集まる必要がなくなった」とその効果を強調。安藤教諭も「2カ月で準優勝作品のシナリオを完成できたのは、この仕組みのおかげだ」と評価します。また演技指導用の映像は「YouTube」で共有。「1人でも演技の練習ができ、打ち合わせ時間の短縮にもつながった」と、役者を務めた池亀さんは語ります。
週替わりのコーナー「教育ICTなんでも3ミニッツ」には、教育ICTコンサルタントの小池幸司氏が登場。米Appleのタブレット「iPad」で使える、教育現場に役立つアプリケーションを紹介します。今回紹介するのは、グラフ・図形作成アプリの「Geometry Pad」です。1次関数や2次関数といった関数の種類を選択し、必要な定数を指定すると、画面にその関数のグラフを自動表示します。その他、円や三角形といった基本図形を描く機能、コンパスや分度器の機能など、算数や数学の授業で活用できる機能を豊富にそろえます。詳しくは番組をご覧ください。
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