「医療ビッグデータ」でもクラウド移行は“じわり”と進行、その最新事例とは手元に残すべきデータとは(1/2 ページ)

EBM(根拠に基づく医療)へ移行するほど、医療機関ではクラウドストレージの需要が高まっていく。では何のデータを手元に残すべきか。事例から考察する。

2016年07月19日 15時00分 公開
[Nicole LewisTechTarget]
Beth Israel Deaconess Medical Centerも、クラウド移行は慎重に検討しているという(画像はWebサイトから)《クリックで拡大》

 病院や医療機関で働く、最高情報責任者(CIO)や医療情報部門の幹部が、ストレージを再設計するときには、複数の要素について検討する必要がある。

 例えば、医療機関のIT担当者は以下のことをしなくてはならない。

  • クラウドストレージに保管する候補のデータファイルとアプリケーションを合理的に判断する
  • オンプレミスに残すデータを決める
  • 法的要件を満たすために保管が必要な患者情報の処理に利用する新しいテクノロジーがあるかどうかを特定する

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...