MicrosoftとOracleのNoSQLデータベースComputer Weekly製品ガイド

クラウドアプリケーションとビッグデータサービスは、NoSQLデータストアの新たな波をもたらした。MicrosoftとOracleはどんなサービスを提供しているのか。

2016年10月24日 08時00分 公開
[Simon BissonComputer Weekly]

 世の中には大量のデータが存在する。だがその多くは、複雑なクエリ言語を伴う重量級のリレーショナルデータベースに保存する必要はない。クラウドアプリケーションとビッグデータサービスには特にそれが当てはまる。そこから、新興のサプライヤーとオープンソースプロジェクトが提供するNoSQLデータストアという新しいカテゴリーが浮上した。

Computer Weekly製品導入ガイド無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly製品導入ガイド」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。


 NoSQLは幅広いアプリケーションスタックに使われている。「Apache Cassandra」「Apache Hadoop」「Apache CouchDB」「MongoDB」「Riak」など、挙げればきりがない。

 だがそうした新興勢力のみがNoSQLプラットフォームの全てではない。MicrosoftとOracleという2大勢力を含め、ほとんどのデータベースサプライヤーも参入している。両社はNoSQLに対して異なるアプローチを取り、一方は自社の既存のツールに連動するNoSQLストアを、もう一方はハイパースケールクラウドサービスの一部となる新サービスを構築している。

クラウド生まれのアプリケーション

 NoSQLに対するMicrosoftのアプローチは「Microsoft Azure」を中心に構築され、「クラウド生まれのアプリケーション」のサポートに重点を置く。キーバリュー型の「Azure Tables Storage」はAzureの初期から存在していたが、規模を拡大したサービス「DocumentDB」は世界展開が始まったばかりだ。MicrosoftのNoSQLツールをオンプレミスで運用したい場合は「Azure Stack」を利用する必要がある。Azure Stackではまず、MicrosoftのNoSQLキーバリューストアTablesのローカル版を提供する。

 AzureのNoSQLストアは主に、運用データソースと分析データソースという2つの役割を果たす。

ITmedia マーケティング新着記事

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...