NoSQL技術が企業で利用され始めている。だが市場でシェアを拡大するにはまだしばらく時間がかかりそうだ。
構造化されていない、予測不可能なデータの保存や管理を専門とするNoSQLデータベースを使う企業は、今後数年で急増すると見込まれている。
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NoSQLの成長の大部分は、過去10年間に浮上したデータソースに対応して構築された新しいアプリケーションに由来する。
これにはモノのインターネット(IoT)も含まれる。IoTデバイスから送られて来るデータは、予測が難しく多種多様だ。アイルランドのTemetraは公益メーターのデータのリモート収集と管理を手掛けている。写真や入力された値、15分のデータストリームなどのデータ収集と管理に、NoSQLデータベースの「Riak」を利用している。
コラボレーションビデオプラットフォーム「Seenit」(adidas、British Airways、Bacardiといった企業に採用されている)のプラットフォームと分析エンジンは「Couchbase」をベースとする。金融分野では、ビットコインの取引分析を手掛ける新興企業Kaikoが「Apache Cassandra」を顧客向けのレポート作成に使っている。出版社のHaymarketは「MongoDB」にWebサイトを移行した。また、公共放送BBCの営利部門BBC Worldwideは、MarkLogicのNoSQLデータベースを使っている。
Temetraは水道メーターの情報を保存・管理する企業だ。共同創業者でディレクターのボール・バリー氏は、収集するデータの種類や量が予測できないという性質を考えてBashoのRiakを導入したと話す。
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