ストレージ業界の大ベテランが、フラッシュストレージに苦言を呈す。HDDとの比較も不適切であり、価格にはまだまだ大きな開きがあるという。
フラッシュストレージは過大評価されている。過大評価でないとしても、思っている以上にコストが掛かっており、HDDと同等の値段になるのはずっと先のことになるだろう。
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こう話すのは、ストレージ業界のベテランであり、InfinidatのCEOを務めるモシェ・ヤナイ氏だ(訳注)。
訳注:「EMC Symmetrix」の開発をリードした人物で、「Mr. Symmetrix」として知られている。
「フラッシュストレージの主な問題点は価格だ」と同氏は語った。「最近Seagate Technologyが16TBのフラッシュドライブを発表したが、価格は8000〜9000ドルにも及ぶ。同じ容量のHDDなら50分の1の値段で入手できる」
同氏はさらに次のように続けた。「フラッシュストレージの価格は下がっているが、HDDの価格も同様に下がっている。フラッシュストレージに多くのデータを保存し続ければ破産してしまうだろう」
ヤナイ氏によると、フラッシュストレージベンダーの主張には疑問があり、ベンダーによる製品カテゴリーの比較はあまり意味がないという。
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