AIや機械学習が誇大に宣伝されたことにより、セキュリティ面でもAI万能論がまん延していることが分かった。誤った認識の帰結はリスクの増大だ。対する英国とドイツの認識、そしてAIについての理解度は?
セキュリティ企業ESETの調査結果は、人工知能(AI)と機械学習の役割が誇大に宣伝されることでサイバーセキュリティのリスクが高まっていることを明らかにした。
この調査は、米国、英国、ドイツの900人のIT意思決定者を対象に行われた。その結果、AIがサイバーセキュリティの全ての課題に対する答えになると考えているIT意思決定者が75%もいることが分かった。
誇大宣伝はITチームに混乱を招き、企業がサイバー犯罪の被害を受けるリスクを高める恐れがある。AIや機械学習だけでは対策として不十分だとESETは指摘する。
米国では回答者の82%がAIを確実な解決策と捉えている。
回答者の多くは、AIと機械学習によって脅威の検出と対応が迅速になり(79%)、スキル不足を解消できる(77%)と考えている。
ただし、米国とヨーロッパで差異が見られるのは興味深いとマルコ氏は話す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...