FIDO Allianceは、Android 7以降の全デバイスがFIDO2認定を取得したと発表した。これにより、パスワードの代わりに生体認証を使ってWebサイトやアプリへのログインを実現できるようになる。
Androidはバージョン7.0(Nougat)以降でFIDO2認定を取得し、パスワードのいらない世界に向かって第一歩を踏み出した。
認証関連の業界団体FIDO Allianceは、Androidバージョン7.0以降がFIDO2認定を取得したことを発表した。これにより、端末の指紋センサーやFIDO対応セキュリティキーを使ってWebサイトやアプリにログインすることが可能になる。対象となるのは全Android端末の50%程度だが、それでもその台数は10億台以上に上る。
FIDO Allianceはプレスリリースで次のように述べた。「Webやアプリの開発者は、シンプルなAPI呼び出しでAndroid用のアプリやWebサイトに強力なFIDO認証を追加できるようになった。これにより、急速に増加しているエンドユーザーの対象Android端末と将来アップグレードする新しい端末に、パスワードのいらないフィッシング防御策を提供できる」
FIDO2は、World Wide Web Consortiumが開発した「Web Authentication(WebAuthn) API」仕様と、FIDO Allianceが開発した「Client to Authenticator Protocol」で構成されている。Googleのアカウントセキュリティ担当ディレクターを務めるマーク・リッシャー氏に話を聞いたところ、これらの認証プロトコルはユーザーの「責任の重圧」を解消するものであり、「ゲームチェンジャー」になるという。
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