2019年03月01日 08時00分 公開
特集/連載

記憶しなくてもよい認証ソリューションパスワードのない世界の条件は「FIDO+アルファ」

パスワードを用いる認証手法そのものが脆弱であり、パスワードの複雑性を高めたりパスワード管理機構を追加したりしても本質的な解決には至らない。FIDOは一つの解答だが、それだけでは理想に少し足りない。

[Bruno Halopeau & Adrien Ogee,Computer Weekly]

 パスワードの起源は、古代ローマの衛兵が夜間警備に使ったものだ。現在ではこれがデジタルセキュリティの基盤の一つになった。

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 剣闘士たちの時代から、パスワードを使う規則はほとんど変わっていない。もちろん、推奨事項の一部や技術基盤は大きく変わった。

 第四次産業革命を完全に受け入れるため、「カエサルのものはカエサルに」返し、現代に即した認証ソリューションを導入する時期に来ている(訳注)。

訳注:新約聖書『マタイによる福音書』などに書かれているイエスの言葉。このカエサルは終身独裁官ガイウス・ユリウス・カエサルのことではなく「皇帝」を指し、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」と訳される。

パスワード増はセキュリティ低下

 オンラインサービスの急増に伴い、私用や仕事用に個人が所持するアカウントが大きく増加している。2017年に行われた調査によると従業員1人当たり191のアカウントを利用しているという。

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