2019年に勢いを増す“最も危険なサイバー攻撃”5種DNS攻撃、CPU脆弱性の悪用、クラウドサービスへの不正アクセス……

2019年に勢いを増す「最も危険な攻撃手法」5種と、サイバーセキュリティ担当者が講じるべき防御策とは。「RSA Conference 2019」でセキュリティの専門家が語った。

2019年03月29日 05時00分 公開
[Mekhala RoyTechTarget]
photo

 近年のサイバー攻撃の中でもドメインネームシステム(DNS)攻撃は危険度が高い。RSA Conference 2019(RSAC)では、SANS Institute(SANS)のセキュリティ専門家たちがDNS攻撃など2019年に勢いを増す「最も危険な攻撃手法」5種に対して、サイバーセキュリティ担当者が講じるべき防御策について語った。

 ドメインフロンティングやCPU脆弱(ぜいじゃく)性の悪用など、攻撃手法は進化を続けている。こうしたサイバーセキュリティの課題に取り組むには、攻撃についての情報共有が不可欠だという。

 「私たちにできるのは他者の過ちから学ぶことだけだ」とSANSの研究部長を務めるヨハネス・ウルリッヒ氏は話す。同氏は「自分の過ちについては他者と広く共有して二度と同じ過ちが起こらないようにすべきだ。他者の過ちも共有してもらうことで、そこから学ぶことができる」と続けた。

DNSの不正操作

 SANSフェローのエド・スコーディス氏は、ここ数か月にさまざまな組織に被害を及ぼした一連のDNS攻撃は、特定企業に関連するDNSインフラストラクチャの不正操作に起因すると説明した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。