「CAPTCHA」はbotと本物のユーザーを区別し、スパム業者にフォーラムサイトやブログのコメント欄を乗っ取られるのを防ぐ手助けをする。その仕組みを簡潔に解説しよう。
ブログや検索サイトでダイアログボックスに画像が表示され、本人または正規の訪問者であることを証明するために、画像内の文字列を判読して入力しなければいけない場面に出くわしたことはないだろうか。このときに用いられるのが「CAPTCHA」だ。「Completely Automated Public Turing Test to Tell Computers and Humans Apart」の頭字語で、「コンピュータと人を区別するための、完全に自動化された公開チューリングテスト」を意味する。「チューリングテスト」とは、プログラムが「知的であるかどうか」を判別するテストのことだ。
CAPTCHAでは通常、ゆがんだあるいは多色の背景に、ゆがんだ文字列を配置した画像を用いる(図)。その画像を基にユーザーに文字列を入力してもらい、そのユーザーが生身の人がどうかを判断する。他にも、以下のようなさまざまなタイプのCAPTCHAがある。
なぜCAPTCHAが有効に機能するのか。人とコンピュータでは、文字列を処理する方法が異なるためだ。それはどういうことなのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「単なるスポーツ広告ではない」 Nikeの27年ぶりスーパーボウルCMは何がすごかった?
Nikeが27年ぶりにスーパーボウルCMに復帰し、注目を集めた。
Z世代と上の世代で利用率の差が大きいSNSトップ3 1位「TikTok」、2位「Instagram」、3位は?
サイバーエージェント次世代生活研究所が実施した「2024年Z世代SNS利用率調査」の結果が...
主戦場は「テレビ画面」へ YouTube20周年でCEOが公開書簡
20周年を迎えるYouTubeが、クリエイターとユーザーの双方にとってより魅力的で革新的なプ...