2020年01月20日 08時00分 公開
特集/連載

特定分野・用途向け検索サービス【前編】Googleでは実現しない特化型検索サービスの世界

Googleの検索エンジンがいかに優れていても、汎用的であるが故に限界がある。一方で特殊な用途や特定の業界に特化することによってしか実現しない検索サービスが存在する。

[SA Mathieson,Computer Weekly]
iStock.com/OSTILL

 デジタルサービスの対価はどの程度が妥当かという質問に対し、検索エンジンには電子メールの2倍以上、オンライン地図のほぼ5倍、ソーシャルメディアの50倍以上の価値が付けられた。

 だが、汎用検索エンジンにはプライバシーが損なわれるという欠点がある。特に市場を独占するGoogleはこの点が顕著だ。とはいえ、DuckDuckGoのようにプライバシーに配慮する検索エンジンもある。

 専門情報を探すユーザーはさらに差し迫った課題に直面する。例えば、特定種類の資料を探すのは難しい。検索用語の扱いが不適切なこともある。専門的に重要なパラメーターを設定できないことも、言語以外の資料を扱う方法がないこともある。こうした問題を解決するには、汎用検索エンジンを上回る、より重点を絞ったサービスが必要になる。

 Jiscは会員、英国の大学、高等教育機関、調査機関、それらが所有する図書館に技術サービスを提供する非営利団体だ。Jiscは2019年7月、さまざまな機関の133の図書目録を基にした4100万件のレコードを含むデータベース「National Bibliographic Knowledgebase」(NBK)の開発を完了した。

 Jiscのリソース検索責任者を務めるニール・グリンドリー氏は、学生が1つの検索ボックスを使い慣れていることに触れ、次のように語った。「Googleは万人が使いやすい検索だとされている。Library Hub Discoverの検索結果は全て、大学図書館や学術図書館が所有するコンテンツだ。非常に広大だが限られた範囲を検索する」

 同氏によると、これが重要だという。汎用検索エンジンはそうした資料を検索に含めることが不得意だからだ。




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