多忙なデータサイエンティストの業務負荷をいかに軽減するか。その有力な手段となり得るのが、機械学習モデルの設計や構築を自動化する「AutoML」(自動機械学習)だ。どのような業務を効率化できるのか。
人工知能(AI)技術を実装した企業向けソフトウェアのうち、人気を博している最先端の分野が、機械学習モデルの設計や構築を自動化する「AutoML」(自動機械学習)だ。AutoMLはデータサイエンティストの作業を補完し、企業がAI技術を活用してビジネスプロセスを合理化する一助となる。アナリストや専門家はAutoMLの採用を検討する企業に対して、自社が抱える具体的なニーズを評価することを推奨する。
成熟したデータサイエンティストチームを組織する企業もあれば、分析の専門家ではないがデータ分析に取り組む従業員である「シチズンデータサイエンティスト」を多数抱える企業もある。データサイエンティストの作業の大半を外部に委託する企業もある。いずれの場合でも、適切な手段と用途を選べば、AutoMLは企業に価値をもたらす可能性がある。
企業は、洞察を生み出すことからソフトウェアロボットのトレーニングに至るまで、さまざまな用途にAutoMLを応用し始めている。AutoMLの真の将来性は、データサイエンティストとのコラボレーションにあるというのが専門家の意見だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
企業のSNS活用実態 最も使われているのはX? Instagram?
企業はSNSをどのように活用しているのか。調査PRサービスを提供するPRIZMAが、最も使われ...
日本のモバイルアプリトレンド2025 クロスデバイス戦略とMMMの重要性とは?
急速に進化するモバイルアプリ市場においてAIと機械学習の活用が本格化し、マーケティン...
中国政府がTikTok売却先としてイーロン・マスク氏に白羽の矢? うわさの真相は……
米国で禁止か売却か――。判断が迫られるTikTokに驚きの選択肢が浮上した。売却先の一つ...