みずほフィナンシャルグループは富士通と共同で、システム開発分野で「生成AI」(ジェネレーティブAI)を活用する実証実験に着手した。具体的な狙いは何なのか。
過去に大規模なシステム障害を引き起こしたみずほフィナンシャルグループは、テキストや画像などを自動生成する人工知能(AI)技術「ジェネレーティブAI」(生成AI)を、システム開発分野で活用する取り組みを模索し始めた。
みずほフィナンシャルグループはシステムの開発と保守の改善を目的として、富士通と共同で生成AI技術を活用する実証実験を実施している。実施期間は、2023年6月から2024年3月末までとなる。
「生成AIの将来性を認識している」と、みずほフィナンシャルグループはコメントする。同グループが業務に生成AIを取り入れる目的は、開発保守段階におけるシステムの品質と耐障害性を向上させることだ。
実証実験では、みずほフィナンシャルグループのシステム開発に生成AIを活用し、システム設計計画や監査プロセスにおけるミスや漏れを自動的に検出することの有効性を測定する。同グループは、ソースコードの生成やシステム開発、保守業務にも生成AIを適用する計画だ。
後編は、システム開発の業務改善を試みるみずほフィナンシャルグループにとって、生成AIがどのような意味を持つのかを探る。
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...