IT管理者必携の便利なWindowsツール7選(後編)ファイルのインデックス、大量リネームなどなど

システム管理の効率化にツールの活用は欠かせない。本稿では、Windowsで動作する便利かつ無償のツールを7本紹介する。後編では、残りの4本を取り上げる。

2011年08月10日 09時00分 公開
[Serdar Yegulalp,TechTarget]

 「IT管理者必携の便利なWindowsツール7選(前編)」では、タスクマネージャの代わりとなる強力なプロセス管理ツール「Process Explorer」、ブルースクリーン時の情報を読み解くのに役立つ「BlueScreenView」、多フォーマットに対応したアーカイバ「7-Zip」を紹介した。後編では、有用なツールを4つ紹介する。

Virtual Volumes View

Virtual Volumes View 図4 Virtual Volumes Viewは、HDDからDVD、USBメモリまで、あらゆるドライブのコンテンツのカタログを作成できる

 こんな経験をしていないだろうか。データを外付けのドライブやDVDに保存しているのだが、どのドライブまたはDVDだったか全く見当が付かない。この場合、選択肢は2つ。持っているメディアを片っ端から地道に検索していくか、サードパーティーのツールを使用して検索を任せるかだ。

 Virtual Volumes View(VVV)は、ドライブ内のデータのカタログを作成する、シンプルでありながら驚くほど優秀なプログラムだ。ドライブ文字を割り当てられるメディアであれば、どんなものでもスキャンできる。ドライブがスキャンされると、ドライブに保存されているファイル名が、ドライブをマウントしなくても検索できるローカルのデータベースに格納される。各ディスクを個別に参照することも、キーワードと基本のブール論理を使って全てのスキャン対象ディスクを検索することもできる。

 VVVにはWindowsLinux、Mac OS X版があるため、VVVによって作成されたカタログは、複数のプラットフォームをまたいで使用できる。ネットワーク上のユーザーとカタログを共有できるため、混在環境では特に重宝する。

 VVVが検索するのはファイル名のみでファイルの内容は検索しないが、.mp3のメタデータは例外だ。探しているファイルの名前が.mp3のメタデータにタグ付けされた自動生成された(あるいは非記述的な)ものである場合に便利だ。

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