2015年クラウド業界10大ニュース。後編ではDockerやOpenStackといった先進的な技術、IBMやAmazonといった大手ベンダーの動向をまとめた。
前編「クラウド業界の大型買収や統廃合を振り返る、あのサービスはどうなった?」では、米Dellによる米EMCの買収、米Hewlett Packard Enterprise(HP)のパブリッククラウド撤退、米Googleと米VMwareとの提携といったビッグニュースをまとめた。
2015年には米Dockerコンテナ周辺で数々の動きがあったが、Dockerが「SaaS」(Software as a Service)プロバイダーの米Tutumを買収したことは今後を示す大きな出来事だった。
Dockerが10月にTutumを買収した目的は、エンタープライズ機能の強化と、Tutumのコンテナ管理技術の統合だ。その背景として、オープンソースDockerプロジェクトがコンテナの形式とランタイムの事実上の業界標準になってきたという状況がある。競争がますます激しくなってきているコンテナのオーケストレーションと管理の市場で戦うというDockerの決意の表れでもある。
米451 Researchの調査マネジャー、ジェイ・ライマン氏は「コンテナ管理市場の戦いの火蓋が切られた」と話す。
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システム基盤をオンプレミスで運用するか、データセンターやクラウドで運用するかは、業種によって大きく異なる。調査結果を基に、活用の実態を探るとともに、最適なクラウドサービスを考察する。
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