コンテナ“一強”時代に変化の兆し、 SSDは高密度競争へストレージテクノロジーの2017年話題のトレンド【前編】(1/3 ページ)

本稿では、データストレージテクノロジーのトレンドの中から、2017年に盛り上がりそうなものを取り上げる。前編ではクラウド間バックアップ、コンテナ、大容量SSDがテーマだ。

2017年01月17日 15時00分 公開
[Dave RaffoTechTarget]
15TBの容量を誇るSamsung ElectronicsのSSD「PM1633a」をはじめとしてSSD大容量に対する要望は2017年も続く

 この記事では2017年のストレージ業界に非常に大きな影響を及ぼすデータストレージテクノロジーのトレンドを紹介し、その概要と技術進化において何が革新的なのか、そのポイントを解説したい。

 なお、現在開発中で業界関係者が大きな期待を寄せているような試作テクノロジーや、構想段階でまだ実現するための製造技術のめどが立っていないのにそのメリットについて技術者が訴求している非現実なテクノロジーは取り上げていない。

 あくまでも実用性が証明されている新しいストレージテクノロジーに限定して取り上げる。そのため、ここで示すストレージテクノロジーのトレンド一覧は、ストレージ業界が提供する最高かつ最強のテクノロジーかつ現在購入および導入できるものだけを取り上げている。

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